文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization on September 2016

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

マスコミは、これらの文書に言及しないで文科省文書のみを取り上げ、思い込みだけで報道している。

2017-07-13 21:56:42 | 日記

以下は前章の続きである。

文科省のコールド負け            

加計学園問題では、文科省文書の信頼性がポイントである。

マスコミや野党では文科省文書が正しいというのが大前提になっている。 

ところがこの大前提は、国家戦略特区ワーキンググループの議事録というベンチマークを検証することによってあっさり崩れる。

この議事録は、文科省と内閣府が内容で合意済みの文書である。

マスコミが話題にしている文科省文書はあくまで文科省内の文書であり、内閣府はチェックしていないので、この点において、議事録のほうが圧倒的に証拠能力が高い。 

しかも作成日時は、議事録のほうが文科省文書より先である。

あとから書いた文書は前に書かれたものを改竄する可能性があるので、この点においても議事録のほうが文科省文書より信頼性が高い。 

実際に、大量にある議事録を見るのは一般人に大変であろうから、筆者が関係部分を抜き出しておこう。

次の二つの議事録と、閣議決定文書を見るだけで、文科省文書の真相が見える。 

①    2015年六月八日国家戦略特区ワーキングクルー プ議事録(http: //www. kantei. go. jp/jp/singi/tiiki/ kokusentoc_wg/hearing_s/150608_gijiyoushi_02. pdf) 

②    2015年6月29日閣議決定(文科省部分、http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/ gijyutu22/soryo/_icsFikes/afielffile/2015/09/02/1361479_14.pdf) 

③    2016年9月16日国家戦略特区ワーキンググループ議事録(http://www. kantei. go. jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/h28/shouchou/160916_gijiyoushi_2.pdf)

 

マスコミは、これらの文書に言及しないで文科省文書のみを取り上げ、思い込みだけで報道している。

これでは報道ではなく、フェイクニュースである。

まず①と③を見れば、内閣府・特区有識者委員毀文科省(農水省)による規制緩和議論は、前者の規制緩和推進派の完勝であることがわかる。

野球で例えるならば、前者の10対0、5回コールド勝ちである(疑ってかかる前に、ぜひ読んでほしい)。 

②の閣議決定では、要求されている獣医学部新設の需要見通しについて、許認可権をもち需要見通しの挙証責任がある文科省が、まったくその役割を果たせていないことがわかる。

しかも②では、2015年度内(2016年3月まで)に獣医学部の新設の是非について検討するという期限が切られているが、それすら文科省は守れていない。 

これでは、文科省のコールド負けでも仕方ない。

本件に関わる規制緩和の議論は、課長レベルの事務交渉で決着がついてしまっているのだ。だから、この問題で「総理の意向」が出てくる余地はまったくない。 

それでもマスコミは、あの文科省文書が本物かどうかに焦点を当てていた。

本物であっても、それらが作成されたのは2016年9月後半であるから、文科省への宿題の期限(2016年3月)のあとになり、しかも③が作成された(2016年9月)あとでもある。 

はっきりいえば、勝負のついたあとに、文科省は言い訳をいっているだけにすぎないのだ。

「文書」にある「総理の意向」という文言は、文科省側のでっち上げである。

この稿続く。

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