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加計学園の話が来て、四国4県の知事が連名で「四国に獣医学部を作ってくれ」「認可してくれ」と動いたわけだ

2017-06-15 23:35:45 | 日記

以下は産経新聞5ページに掲載されたインタビューの詳報である。

感染症対策やってもらいたい

県は獣医学部が欲しかった

平成11年に知事に就任したとき、愛媛県今治市は都市再開発の構想が十何年も眠っていたままだった。

知事に就任してすぐに旧建設省と住宅・都市整備公団(現・都市再生機構)に要請し、12年から事業が始まった。 

今治市の構想は2地区あった。

そのうち1地区は都市学園構想で高等教育機関を引っ張ってきて学生の街にしようというものだった。

地元の松山大学が手を挙げて進めたが、経営学部の設置構想もできた段階で学内の左翼グループ教官の猛反対にあい、潰されてしまった。 

若者が来てくれれば 

構想が宙に浮いたところで、今治市選出の本宮勇県議が「加計学園が大学を進出してもいいというが、今の天下の状況をみていたら獣医学なんかはどうでしょうか」という話を持ってきたから、飛びついたんだ。

少子高齢化に悩む今治市にとってみれば、若者が来て、街が活性化すればよかった。

ただ、愛媛県は学園都市よりも獣医学部が欲しかった。

獣医師が欲しい、感染症対策をやってもらいたい、という思いだった。 

私の知事時代には鳥インフルエンザが発生し、米国では狂牛病が発生した。

22年には囗蹄疫が発生したが、獣医師が足りず大わらわだった。 

調べると、県庁への志望者が不足しているゆえに公務員獣医師を採用できない。

そのため、烏インフルエンザや狂牛病やらで獣医師が手いっぱいなのに人手が足りないのだ。  

しかも、愛媛県だけでなく、四国4県すべてがそうだった。

定年の人にも定年延長して残ってもらって、悲鳴をあげている状態だ。

農家が牛や豚が病気になったら頼りにする家畜衛生試験所の技師も獣医師だが、そこも人が埋まらない。

調べてみたらなんてことはない。

獣医学部の入学定員は、神奈川県以東が8割、岐阜県以西が2割となっている。

私立大学のほとんどは東京にあり、圧倒的なシェアを持っている。 

だから、こっちで獣医学部を作るものなら、学生を奪われることになるから、「俺たちの縄張りを荒らされる」と反発するわけだ。 

国立大学はかなり充実した教育をしているが、1つの大学でも30人程度しか養成していない。

獣医師不足を解消するには、獣医師を持ってくる、しかも私立大を持ってくるしかないとなった。

加計学園の話が来て、四国4県の知事が連名で「四国に獣医学部を作ってくれ」「認可してくれ」と動いたわけだ。 

この稿続く。

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