文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization on September 2016

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

このイギリスの案をアメリカから見せてもらった吉田茂首相は、「こんな平和条約があるか。平和条約は勝者が敗者に

2017-06-18 17:58:18 | 日記

月刊誌、特集号Will7月号増刊歴史通、まるごと一冊永久保存版(1,000円)は日本国民全員が書店に向かい購読すべき書物である。

渡部昇一という私の故郷の隣県である山形県が生んだ、故・梅棹忠夫に並ぶ、本物の学者の論文が満載されているのである。

世界中の人たちにとっても同様なのだが、それについては、私が出来るだけ伝える事にする

以下は前章の続きである。

見出し以外の文中強調は私。

ジャパノホビア政策 

若狭氏の言葉を使えば「ヒスパノホビア(スペイン嫌い)」という言葉があるそうですが、これがスペイン人の気力をなくしたそうです。

これに倣えば、ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムは世界中に、そして日本人の中にも「ジャパノホビア(日本嫌い)」を作る政策であり、実際にいまそれが成功しているのではないかという恐れがあります。 

その影響が一番出てはいけないところに出てしまっている例を挙げておきます。

外務省です。

日本人に知らせなければならないことを、外務省は知らせていません。 

日本はイギリスと戦争をしたくてしたのではなく、イギリスが中立国の範囲を超えてシナ事変でビルマ・ルートまで作って蒋介石を援助したために、戦争をすることになった。

そのイギリスは日本と戦争をしたおかげで、イギリス海軍が日本海軍に手も足も出ないことを証明してしまったので、すっかり威信を失って全ての植民地を失うことになりました。 ですからイギリスが日本を恨むのはわかりますが、本来ならば自国のやったことが悪かったと言うべきでしょう。 

しかしサンフランシスコ講和条約の時、日本がドイツと共に侵略戦争を行い、戦争責任があることを平和条約の前文に書くべきだと主張したのがイギリスでした。

しかも、日本国内の右翼団体は取り締まって連合国に協力した日本人への迫害は禁止する、つまりスパイ活動を行った者も告発してはならないということ、沖縄の主権も放棄させるとか、こういった恨みがましいことを盛り込もうとしました。

さらには、平和条約には日本の国会の批准を必要としないとまで決定しようとしたのです。 

このイギリスの案をアメリカから見せてもらった吉田茂首相は、「こんな平和条約があるか。平和条約は勝者が敗者に何でも押しつけるものではない」と突っぱねて、いまの形になりました。 

これは吉田茂の大きな功績の一つです。 

それでもA級戦犯への判決続行を日本に約束させた第十一条が残ったのは、イギリスの主張を入れたからだそうです。 

どういうことか、日本外務省はこういう経緯を秘密裏に扱っています。

外務省はイギリスと仲良く付き合いたいために、イギリスの反感を買いたくないのでしょう。

戦後の外務省は骨のある人が出世できない構図になっていることも要因の一つです。

この稿続く。

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