最近、夜の10時台は日経新聞系列のテレビ東京の看板報道番組WBSを観ている事が多い。
ながら観ではあるが。
一昨日の放送を観ていた人たちの中で慧眼の士の持ち主たちは、皆、口をあんぐりしたはずである。
少し太めの眼鏡をかけたコメンテーターが、中国の監視社会について、信じがたい擁護発言をしたからである。
「中国の監視社会にも良い面があってサボタージュが減って来て社会の効率がアップしてきた。だから今後は共産主義が経済にとって効率が良いのか、資本主義、或いは民主主義が効率が良いのかの争いになって来る…」
21世紀における最大の珍説と言っても過言ではないだろう。
私たちは、彼を、次年度のイグノーベル賞の最有力候補者として推挙しなければならない。
それにしてもである…彼の発言は明らかに中国の関係者から吹き込まれた意見だろうが。
テレビ東京は日本経済新聞社の子会社である。
中国の工作活動が及んでいないわけがないとは言え、
日本のテレビ局の態様は筆舌に尽くしがたい。彼のコメントは、正に、「世も末とはこのこと」だからである。