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国際市場 ドル調達不安 欧州銀、一段と厳しく…日経新聞11月3日5面より

2011年11月03日 15時06分07秒 | 日記
日銀オペに1年4カ月ぶり応札

ギリシャ不安の再燃を受け、欧州銀行のドル資金調達が一段と厳しさを増している。欧州の銀行間取引金利は上昇を続けている。

2日の日銀のドル資金供給オペには1年4ヵ月ぶりに1億200万ドルの応札があり、市場では欧州の中堅銀行が応札したとの見方が強い。債務不安の高まる南欧国債を多く保有する欧州銀の資産の健全性に対する疑念は強く、国際市場の不安は長期化する恐れもある。

…前略。債務問題の震源地である欧州銀の調達金利は、米銀や邦銀に比べて高い。2日の取引金利は米銀がおおむねO・3%台後半だったのに対し、欧州銀の中心はO・4%台後半だった。

欧州銀同士でも金利差があり、ドイツ銀行はO・35%だが、英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)や仏ソシエテ・ジェネラル、スイスのUBSはO・48%近辺となっている。中堅銀行はさらに高い金利を要求されている可能性が高い。…後略。

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ギリシャ問題長期化懸念

ギリシヤ問題に伴う混乱が長期化する見通しになり、危機の連鎖を食い止める「防火壁」の強化が焦点になってきた。欧州金融安定基金(EFSF)の拡充を急ぐとともに、国債買い支えなど欧州中央銀行(ECB)の機動的な対応も欠かせない。

3~4日に仏カンヌで開く20力国・地域(G20)首脳会議(サミット)でも市場の危機管理が焦点になる。(1面参照)…後略。

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