以下は、2011-03-04 に発信した章である。
そう言えば、昔、エリートコースを歩んでいる、大企業の課長さんに、言われたことがあったなぁ。…「社長の人生は、綱渡りの人生やね」。と、…会社がとても辛い時だったのに、(それは何とかこらえて)最高級の料理を御馳走した夜だったというのに、…一瞬、そんなこと、あんたに言われたくないよ、と思った事があったなぁ。
食後に、行きつけの店ではなくて、時間制のキャバクラに…経費を節約しようとして(苦笑)お連れしたのが、良くなかったか(笑)。
何故、一瞬だけど、そう思ったかって…そりゃ、俺だって、エリートとして順風満帆の人生を歩んで…良い所の容姿端麗なお嬢さんを嫁にもらい、東京なら世田谷、大阪なら豊中、神戸なら芦屋辺りに、結構な家を構えて、家族4人で、幸せに暮らした方が良いに決まってるだろうし(笑)
何よりも好きで、選んだ人生じゃないんだから(笑)…これしか仕方がなかったんだから。
それでも、俺は、やせ我慢でも何でもなくて、そういうことだけが幸せだとは、思っていない。
何故?、例えば、さっき、窓の外の、木々の緑を見ていたんだが…俺は幸せだったんだよ。
木々の梢の緑を、揺れる、沢山の葉を見ているだけで、…俺は幸せなんだ。
そして、俺は、ヨーコさんと一緒に、歌い出すんだ。
♪ Who has seen the wind, neither you nor I
But when the trees bow down they're head, the wind is passing by
Oh wind, wind, wind, wind ♪
それだけで、俺は幸せなんだよ。
まぁ、Fucking money を、稼ぐために、Fucking life を 送った無念はあるけどさ。
それだけは本当にあんたたちの人生の方が良かったと思うけど。
でも、それはそれ、 これはこれ。
仕方ないじゃないか それが人生だったんだから。
他に選択肢は無かったんだから。
だけど俺には言えるんだよ。
大学なんか出なくたって 一流企業になんか勤めなくたって 人生は人生。
あなたの心が どんなかだけが 人間の基準だって
俺は知りぬいているんだよ
そのように 神様に使わされたんだよ。
生きている内に 必ず ものごとを 明らかにしろよ と
ただそれだけが 俺の人生でもあったんだよ。
金が山ほどあろうと なかろうと(あるに越したことのないのが資本主義だから、頑張れる時に、頑張るべしだけど)
だけど あなたは 頭があるからいいけどさ
俺たちは一生働いて年収500万円の労働者 それが90%じゃないか
何言ってるんだよ 労働者諸君…寅さんではないが(笑)
その代わり あんたたちには 最高の幸せがあるじゃないか
白銀も黄金も玉も何せむに まされる宝 子に如かめやも じゃないか
それ以上の贅沢はないよ 育て方を間違ったら地獄かもしれないが(笑)
ま、今日は、これぐらいで。 昼飯に行ってくるよ。