ここで内田樹と交代で書いているコラムが最近実に冴えているのである。芥川は実は密かに「文明のターンテーブル」がそうさせているのだと思っているのだが(呵々大笑)何故なら一流は一流を知り、GiftedはGiftedを知る。二流が一流の真髄を知る事は無い、と言うのは紛れもない真理だからだ。
一流を覚醒させるのも一流、Giftedを覚醒させるのもGiftedだからだ。だから二流は一流の二倍は勉強しなければならないのである。二流こそ、これで良い等と言うことはなく人生死ぬまで勉強なのである。
閑話休題。
「人を見る目」のつぶし方…養老孟司の大脳博物館 から。 文中黒字化と*は芥川。
さすがに最近はあまり見かけないが、一昔前の新聞の政治記事には「小田原評定」という言葉がよく出てきた。いまから400余年前、豊臣秀吉の軍が小田原城に迫る。当主の北条氏直は重臣たちを集め、戦うのかやめるのか、ああでもないこうでもないと和戦の評定を決めなかった。結論が出ないまま、結局は秀吉軍に攻囲されて、屈した。そんな話から、長引いて延々と結論がまとまらない会議の代名詞となった。「みんなで集まって相談しました」という政治のたとえとしては、言い得て妙である。
政治が小田原評定になるのは当たり前。要は手続き主義である。TPPをめぐるやりとりを見ていてもそう。賛成派はあくまでも賛成であり、反対派はかたくなに反対するばかり。それぞれの立場が「主張しています」というポーズを取り、「やることはやりました」となる。「で、どうするのが日本にとって得策なの?」という実のある結論には達しない。
で、結局最後は「Yes」を迫るアメリカのいいなりになって終わる。アメリカにとっては、日本でどんな手続きをしようが関係ない。
*芥川は此処で大笑いしてしまった。吹きだしてしまったのである。
…後略。
一流を覚醒させるのも一流、Giftedを覚醒させるのもGiftedだからだ。だから二流は一流の二倍は勉強しなければならないのである。二流こそ、これで良い等と言うことはなく人生死ぬまで勉強なのである。
閑話休題。
「人を見る目」のつぶし方…養老孟司の大脳博物館 から。 文中黒字化と*は芥川。
さすがに最近はあまり見かけないが、一昔前の新聞の政治記事には「小田原評定」という言葉がよく出てきた。いまから400余年前、豊臣秀吉の軍が小田原城に迫る。当主の北条氏直は重臣たちを集め、戦うのかやめるのか、ああでもないこうでもないと和戦の評定を決めなかった。結論が出ないまま、結局は秀吉軍に攻囲されて、屈した。そんな話から、長引いて延々と結論がまとまらない会議の代名詞となった。「みんなで集まって相談しました」という政治のたとえとしては、言い得て妙である。
政治が小田原評定になるのは当たり前。要は手続き主義である。TPPをめぐるやりとりを見ていてもそう。賛成派はあくまでも賛成であり、反対派はかたくなに反対するばかり。それぞれの立場が「主張しています」というポーズを取り、「やることはやりました」となる。「で、どうするのが日本にとって得策なの?」という実のある結論には達しない。
で、結局最後は「Yes」を迫るアメリカのいいなりになって終わる。アメリカにとっては、日本でどんな手続きをしようが関係ない。
*芥川は此処で大笑いしてしまった。吹きだしてしまったのである。
…後略。