Sunset Cafeへようこそ

いつか、夕日の美しい絶景の地にカフェを・・と願う私のバーチャル・カフェ。未知の音楽と人との出会う場所。

そうだ、安曇野へ行こう・・・②

2005-08-09 00:06:55 | 安曇野さんぽ


新宿を朝7時の京王高速バスで発つと10時10分には安曇野の玄関・松本に到着する。
目の前のJR松本駅から大糸線利用か、バスターミナル真後ろのトヨタレンタカーを利用する。
穂高駅前の貸し自転車「ひつじ屋」さんで、おいしいコーヒーとジャズを楽しみながらご主人から安曇野情報を仕入れよう(備え付けのサイクリング地図は誰でも分かりやすいスグレモノだ)。

安曇野ほど楽しいサイクリングが出来る場所はそうないのではと思う。
都会からここへ来て、駅からゆっくりとペダルを漕ぎ始めると、あっという間に辺りに
田園風景が広がる。
まるで違う国へ来たみたいに、穏やかな人の表情、緑のカーペットを敷き詰めたような広大な稲田、鳥のさえずり、清らかで透き通った川の流れ、青い空に白い雲、・・・。
訳もなくうれしくなって「サイクリングってこんなに楽しかったんだっけ?」と思う。

穂高駅を起点にして様々なコースを気楽に選べるが、どこにいても、雄大な北アルプス前衛の山々が目に入る。そしてこの辺りにはため息が出るほどおしゃれで美味しいカフェやレストランが数多く点在し、そのどの店も東京では絶対にあり得ない豊富な緑に囲まれ、ゆったりとしている。
かつて私がよく旅したスイスの村々に似ているが私は総合点でスイスよりも安曇野に高い点をつけたい。やはり、安曇野の風景や自然は人を寄せ付けない厳しさというよりは、人を包み込む優しさを持っているように感じる。

そうだ、安曇野へ行こう・・①

2005-08-06 13:40:39 | 安曇野さんぽ


ふと思い立って行くにしては安曇野は、ちと遠すぎる。しかし、その遠すぎ加減が微妙に良くて、最近は「ちょっと無理すれば行ける」という気持ちに変わった。

「安曇野」の何もかも私は好きだ。長野県松本市から大町市に至るこのエリアには
3000m級の山々を背景にした平野部に数々の清流が流れ、田園風景が広がる。北アルプスにつながる山々と平野部とが溶け合う辺り一体は深い森林地帯で、この辺りの散歩やドライブは実に気持ちが良い。
美術館や何時間でも居たくなるようなお洒落なカフェ,何回でも来たくなる様な絶景の山岳ビューポイント、も多い。
東京からのアクセスの点では軽井沢に一歩譲るが、逆に生活に根ざした森や田園の自然、その雄大な眺望の2点で軽井沢に勝る。

それではその安曇野の素晴らしさを、最もシンプルにしかもお金も時間もかけずに体験するにはどうしたらよいだろうか?

それは新宿ー松本間の高速バスでアクセスし,穂高駅前の「ひつじ屋さん」で電動の自転車を借りる事、そして「なごみ野」か「ホテルアンビエント安曇野」に泊まること、これに尽きる。  

思い立って鎌倉へ・・・。

2005-08-03 22:30:28 | 鎌倉さんぽ


「そうだ、たまには鎌倉へ行ってみよう!」と衝動的に思いつくことがある。
鎌倉へ行くときは、いつも衝動的だったりするのだが、これが結構いいものなのだ。

JR北鎌倉駅で電車を下りると、都心からたった1時間足らずの距離なのに目に入る風景全てが新鮮に映り、私を驚かせてくれる。
濃い緑に包まれた古い寺、美しい庭、季節の花々、どれをとっても「あぁ、来て良かった」と思わせるものばかりだ。その中でも鎌倉の一番の良さは、その静けさにあると私は思う。その静けさを求めに、北鎌倉駅を出た私が向かう先は、東慶寺海蔵寺とつづき、そしてお気に入りの浄明寺へ向かう。
このお寺で静けさを満喫していると本当に日ごろの疲れが癒され、同時に背筋がピンとした感覚になる。浄明寺境内「喜泉庵」で緋毛氈を敷いたお座敷に座り、抹茶とらくがんを頂く。枯山水の庭を眺めながら時間の経過を忘れ無我の境地に・・・。

そして鎌倉の静けさを堪能したあとは、必ず夕日を求めて、サンセットポイントである稲村ガ崎へと独りでに足を運んでしまう。何度見てもこの夕日に染まる海と夕日は最高なのだ。
そんな最高な夕日と出会った余韻を残し、鎌倉駅近くのジャズクラブ「ダフネ」へ急ぎ、1日を音楽で締めくくれば、本当に最高の1日だ。ジャズライブは充実していて、心地よい生演奏が、一日の中で静けさを味わった私の耳に心地よく響くのだ。

静謐なお寺や海の夕日を楽しんだ後のスムースジャズの響き・・・。
これが私の好きな鎌倉の一日だ。