甲状腺の病気(バセドウ病)日記・・・(発症・診断から治療まで)

「家族」や「仕事」がある中で、これからどのように病気と向き合っていくべきか悩む日が続くでしょう。

人生初の救急車搬送・・・意識が薄れ、手足・腹・後頭部にしびれ

2008年04月04日 | Weblog
2008年4月4日
 今日は朝から特段の体調不良はありません。しかし、どうも今週は毎日頭痛がするので、頭痛薬(ノーシン)を服用している。今日は違った。
 午後3時頃になって、動悸がする。手を胸に当てると、不整脈があることがはっきりと分かる。ひどい不整脈だ。だんだんとひどくなってきた。発症した2月19日を思い出し、不安になったので、すぐにβ遮断剤であるトーワミン錠を2錠服用した。本当は医者から1錠に減量されていたがどうもヤバイ気がした。診療所が休みだったので、やむなく執務室の椅子を並べて横になったが、だんだん苦しくなってきた。たまらず、別室の横になれる部屋に同僚に付き添われ移動、畳に横になった。10分くらいすると、手、足、腹がしびれだし、意識もさらに薄れる感じがしてきた。「このままでは意識がなくなる」と思って、手に持っていた携帯電話で同僚に助けを求めた。しびれを感じるのははじめてのことで、いろいろな医学書には「しびれ」は重大な危険の兆候のこともあると記されていたことを記憶していたので、横になったまま救急に電話した。意識はまだあったので、救急には、自分の症状を説明し、「意識はあるのだが、こういう状況で救急車をお願いすべきか否か」を相談した。救急は「しびれがあるのだから脳に問題があることも考えられるので、こういうときには救急車を使えばいい」と言ってくれたので、お願いした。
 何分くらいが経過したのか記憶がないが、救急がきてから、病歴やかかりつけの病院、薬などについて聞かれた。特に、症状については、どうもうまく説明できない。目が回るわけではないし、目前が真っ白になるのでもない、頭が「妙な感じ」になって立っていられない状況なのだがどう言葉でどう説明したらいいのか難しい。担架に乗せられて救急車に乗った。初めて救急車に乗った。会社の同僚が何人か見ていたような気がするが、あまり覚えていない。
 救急車の中のこともあまり覚えていない。何かイメージしていたより狭い感じがしたような気がした。異常にのどがかわくので、「水をください」と要求したが、「救急車には水はありません」とあっさり。救急車内でも症状や病歴などいろいろ聞かれたが、だんだんと頭の回転が遅くなるし、言葉がでてこなくなった。6分で総合病院の救急に到着。すぐに、血圧、心電図の装置が取り付けられた。ピーピーという心電の音が明らかに早くて不整であった。あきらかにひどい不整脈。病院に着いてさらに症状が悪化。しびれがひどくなり、後頭部までしびれが出て、腹部は
硬くしびれてきた。「このままダメかも」という思いが頭をよぎる。医師は、また症状や病歴・薬など同じようなことを聞く。今後は顔面がしびれ出し、口まわりが硬直してしゃべれない状況。こんな状況でまた「同じようなことを聞かれたので少しイライラして「だから、さっきから言っているように・・・」と語気を強めてしまった。もうしゃべりたくないくらい苦しい。胸が苦しい。こんな時は家族のことが頭をよぎるなんてことはかっこいいのかもしれないが、私は家族のことすら考える余裕はなかった。
 医師は詳細に症状などを聞き出し、様子を見ていたが特に何か注射や薬を投与するようなことはしない。先生は私の症状について看護師に何か「・・・」と言ったが聞き取れなかった。「先生このままでいいのですか」と聞いた。先生は「甲状腺グリーゼのような重篤な状況にはならないのはないかと思います。」と。こちらはすごく不安になった。過呼吸になったためか、看護師が袋を私の口と鼻に当てて防止の措置をとった。
 約30分くらいすると、顔面の硬直がとれてきた。すぐに、医師に「先ほどは口が動かなくなったので質問に答えられなかった。申し訳ない。」と詫びた。それからさらに30分すると手足の痺れも少なくなってきた。先生は「明日にでも甲状腺専門のかかりつけの病院に今日の症状を説明して治療を受けた方がいい」と言って、今日はしばらく休んだら帰宅できると。
 実は、職場から病院を出るまで、私の直接の上司がずーと付き添ってくれた。さらに、自宅までタクシーに同乗して送ってくれた。上司の自宅とは全く違う方向だ。何とも親切にしてくれ、もう私は頭が上がらない。
 心臓が落ち着くと何ともなくなり、さっきまでのことはうそのようである。後になって思えば、もう1時間我慢すればなんとかなったかも。と思うのであるが、あのとき救急車で行かないと最悪の状況だっかのかもしれない。ただ、職場では「救急車で運ばれた」と私のことは有名な話になるかも。あー来週職場に行くのが恥ずかしい。
 帰宅後、すぐに甲状腺病院の予約を明日にお願いした。早速、緊急の受診だ。

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