おなか、すいた?

これといって何でもない、日々のできごとなどを小さく書き綴っていきます。

前向キング

2010年06月29日 | Weblog
風水の原稿を書いておりまして。
掃除することは運気をあげることになりまっせ、
床はきれいにしとかなあきませんで…とか書いていて、
ちょっと休憩とコップにいれた牛乳に手を伸ばしたわけです。

そしたら手がぽんとあたってコップが倒れて、
ザザザーっとね、
机の裏に牛乳が流れていきましたわ…がっくり。

もうすぐ出かけなあかんのに、なんちゅうこっちゃと
机をどかし、パソコンの配線や床、壁をなんどもふきふき。
いつも水を飲むことが多いのに、こういう日に限って、
なぜ牛乳を飲んでいたのだろうか…。

しかしですよ、今、市村正親さんが出ている「前向キング」のCMが
好きな私としては、凹んではなりません。
「掃除しないといけないんじゃない、掃除できるんだ!」と
思い直して、1年くらい掃除していない机の裏をふきふき。
床がきれいになって、運気もあがるぜ!

しかし、今日ほど「シャムワウ」がほしいと思ったことはありません。
何年かに1回、こういうことが起こるんだろうな。。。



すっごい長い、Yさんへのエール

2010年06月27日 | Weblog


「これをが何の役に立つんですか?」
「この資格を取ったら、就職できますか?」

大学の先生にお話をうかがうと、
最近の大学生は(昔もそうかもしれませんが)、
何を学ぶにもまずこの質問をすることが多いそうです。
そんな学生に先生は、こう答えます。
「役立つかもしれないし、役立たないかもしれない」。

某芸人さんじゃないけど、「役立つか役立たないかは、あなた次第」なのです。

私は、世の中の何の役にも立たないであろう、
そして就職には何の効力もないに等しい、
文学部の国文学科を出ました。
(国文の先生も「大いなる無駄」とおっしゃっていたような…)

卒業して、2年ほどしたとき、
母校の広報誌の取材を受けたんですが、
取材を担当したライターの方は
「大学時代に学んだことが今の仕事に役だっていますか?」と
質問してこられました。(私でも絶対する質問だと思います(笑))
私は「特にありません」と答えたのですが、
当然、ライターさんは書かねばなりませんから、
なんとか答えを導き出そうとくいさがってきます。
(今となってわかることですが、この質問は文章の中で柱になるであろう
大事な部分です)

ないものはない…のですが、それではすまないので
「ワープロが使えることと、図書館などで資料を集める力は役だっていると思います」
と答えました。(ワープロってところが時代を感じさせますな)
でも、本当は、ワープロが打てることくらいしか役に立っていませんでした。
なぜなら、図書館を使って調べ物をして書くような素敵な仕事はしていなかったからです。

何年か経って、本当に図書館で調べものをして、取材をしたり書いたりする仕事ができました。
やっと役だった。。。

さらに何年かして、ある物理学者さんの取材をすることになりました。
その先生は取材が嫌いで、「話すことなどありません」と言い、
もう冷や汗たらたらです。
でも、神様はいるもので、なんともラッキーなことがおこりました。
研究室には、物理の本だけでなく、たくさんの文学作品が並んでいました。
そこで先生に文学の話を聞いてみると、つらつらつらつら…
満面の笑みで饒舌に話しはじめたのです。
私が国文科だったことを話すと、漢文の本まで引っ張り出してきてくれました。
(漢文、すっかり読めなくなってて、すみませんと謝りましたが) 
しかも先生は京都出身の関西人。
私も関西弁ですから、だんだん心を開いてくれて、
最終的には、本当に伺いたかった内容の取材に応えてくれました。
やっと国文出身がちょっとだけ役に立ったわけです。


今、私は再び、大いなる無駄であろう、ポルトガル語を勉強しています。
教室には、仕事で必要だからときているサラリーマンもいれば、
飲みの席の勢いで約束してしまったがために、学びにくるはめになったという
会社の社長さんもいれば、画家もいれば、主婦もいます。

誰に頼まれたわけでもなく、何に役立つかもわからないけど
勉強することは、そのものを習得するだけじゃなくて、
業種の違う人と知り合ったり、友達ができたり、先生と話したりと、
別の楽しみや収穫もあるものです。
結局、何をどれだけ得るかは、その人次第なんですね。



友人のYさんは今日、ある資格の国家試験を受けます。
40歳オーバーで就職活動もうまくいかず、
プライベートでもいろいろあって、大変な状況だけど、
彼女は悩んだ末に、自分なりの決意を持って
この勉強をはじめました。
この資格は、別に持っていれば就職できるという
強力なカードではありません。
それこそ何の役に立つのかと聞かれれば、最初にあった
「あなた次第です」としか言いようがない。
学校へ行くということは、その分、生活だってギリギリになります。
「そんなことやっている場合か?」と言う人もいます。
もちろん、みんな心配しているから言うわけですが。

でも私は彼女が学校へ行くという話をしてくれたとき
もろ手を挙げて賛成しました。
役に立たない、無駄だ、現実的でないと思う人は、
それでいいと思うんです。
その人には本当に無駄で役立たないものですから。

でも役に立つかもしれない、無駄にはしないと思っている人には
いつか本当に役立つでしょうし、無駄にはならないと思います。
そういうわけで、私は彼女を応援しています。
これで食べていけるものではないけど、やってみる価値はある。
彼女はきっと資格取得と同時に、一番大切な自信をつけると思うし、
いつか必ずこの知識を役立てるはずだと思います。

何より、久しぶりに学校で学ぶことが楽しいと言っていたのが
印象的です。幸せは明るいところにやってくると信じたい。
今日、がんばってね、Yさん!




おはよう、パリ

2010年05月31日 | Weblog

今朝は、仕事ではなく用事で隣の隣のそのまた隣の……駅へ。
朝からなじみの少ない街を歩いていると、
まるでパリの、あの朝の感じを思い出す。

朝から自分のために外出するのは、
せいぜい旅先くらいなもんです。

朝のちょっとだけ冷えた空気と、これから始まる感に満ちた雰囲気。
それは通勤では決して味わえない、ちょっと特別な気分なのでした。


マネマネマネ

2010年05月18日 | Weblog
「マネとモダンパリ」展@三菱一号館美術館へ行きました。
この三菱一号館は、1894年、開国間もない日本で、イギリス人の手によって建設された
初めての洋風建築だそうです。
それがこの春、美術館となってデビューし、
その記念展として今回のマネ展が開催されておる次第です。

ド平日のマッ昼間だとういうのに、けっこうな人人人。
おじいさま&おばあさまの多いこと多いこと。

床の板がものすごく年季の入った輝きを持っていて
あるくと、コツとポクッの間みたいな、軽やかな木の音がします。
人が歩くたびにその音が響き渡って、賑やかな美術館。

ちょっと人が多すぎて、あまり集中できませんでしたが
マネマネマネさんの絵にはいろいろと発見があって面白かったです。
口びるの色とかね、人物の顔とかね、本当に描きたかったものとか
なんか絵の勉強になった気がしました。

その分類には賛否あるようですが
一応、マネさんは「印象派」の画家ってことなので、
美しくて、たおやかで穏やかな絵をイメージしていましたが
生で見ると、あの方、まったくもって男らしい絵なんですよね。
一見、やわらかくて、ふわっとはしてるんですけど、
“おっとこまえ”な部分があるなと感じ入りました。

ベルト・モリゾの目に吸い込まれそうになったなぁ…恋しそうなかわいらしさ。
最後の方にマネさんの自画像がでーんとあるので
「混んでるのは嫌やけど、おもろかったで~」と挨拶して帰りましたとさ。

7月25日まで開催しているようですよ。




ヴェラォン

2010年05月12日 | Weblog
マンションの外壁工事のために、
すっぽりとガーゼみたいな幕につつまれている我が家です。
晴れてるのか、雨なのかわかりません。
工事の音もすごいし、ベランダを人が通るし、なかなかしんどいです。
7月まで続くと思うと…どよーん。

夏が待ち遠しい、今日このごろです。
公園の木々はもう夏みたいですけど。



写真は、晴れた日曜日のもの。
真っ青な美しいツバメを見かけた日。

ヴェラォンとは、ポルトガル語で「vera~o」、夏の意味です。
備忘のために書いてます。

a semana dourada

2010年05月02日 | Weblog
GWは、初めて川越へ。
ひしめく人、人、人のなか、古い町並みを歩き、
40分待って、うな重を食べ…と、予想通りの連休ぶりでした。

何がおもろかったって、
やっぱり喜多院にある五百羅漢!
あれを見られたから行ってよかったと思うし、
また行きたいとも思うわけです。

なんと、530体以上の石仏がどわーっと並んでて、
最初は、めちゃめちゃ怖いけど、
お顔をひとつひとつ、よ~く確認していくと、めちゃくちゃおもろい。

ひそひそ話しする像あり、膝をかかえて落ち込む風の像あり、
動物大好き☆といわんばかりに動物と一緒にいる像あり、
「勝訴」みたいに軸を見せてくる像あり…すごい親しみやすさ!

なかでも一番心をつかんだのは、鼻ほじってる像ですな。
写真撮ってないので掲載できないのが残念なのですが、
検索すればすぐ出てきます~。

五百羅漢、遠目では、お地蔵さんがいっぱい並んでいるみたいで
めちゃくちゃ怖い風景なのに、実はすんごいキャッチーです。
顔もちょっとずつ違うし、モデルがいたのかしら?と思ったりしました。


Sim, no´s podemos!

2010年04月24日 | Weblog
 

晴れた。
迷える子羊だった友人たちが、とりあえずいいかんじで一歩踏み出した。
最近できた友人が、すごい前向き。

いいことがいっぱいの今日です。
みんな前しか向いてない!
そうこなくっちゃ!





東京は夜の11時

2010年04月23日 | Weblog

久しぶりに六本木ヒルズの53階へ。
ポルトガル語のクラスで一緒だった
fado歌手の方のライブを観に行った。

久々に自分の時間を持てたせいか、
それとも一緒にいたメンバーが楽しい人たちばかりだったからか
やたら良い夜だった。

しかし、ここへ来るとき、いつも天気が悪いのはなぜだろうかね。
私があんまり六本木を好きでないことがばれているのかな…誰に?

久々

2010年04月15日 | Weblog


いろいろと考えさせられることが
立て続けに起こった3月。
それなのに、「何も考えさせないぞ」とばかりに
仕事に追われ追われて、気づけば4月ももう半ばかいなっ!
いまだに何者かによる、あるいは神の思し召しか!?
「何も考えさせないぞ」の毎日が続いております…。


先週末から仕事で数日、関西へ。
時間を見つけて、久しぶりに大阪城公園に行きました。
外国人観光客にまみれながら天守閣まで登り、
満開の桜を眺めてまいりました。


久々の大阪は居心地がよく、
どこへ行ってもすべてが自分のテリトリーのような
安心感につつまれました。

それにしても大阪の店員さんは、空気を読むのが上手。
あと、みんなよくしゃべる。
それから満員電車から降りるとき、たいていの人が
「すみません」と言っていました。
もちろん、わたしは東京でも「すみません」と言いますが
こちらでは多くの人は無言で押しのけていきますのよ。


##

話はかわりますが、ウルフルズというのは、やはり必要なバンドですな。
落ち込んだときなどは、本当に元気をくれる不思議なバンドです。
「笑えれば」が特に好きな曲ですが、今日は「バカサバイバー」を聴いて、
なんか笑えて元気になりましたわ。
you tubeで見るのでウルフルズさんたちの収入につながらないところは
大変申し訳ないけど、とにかく「あんたらの音楽は絶対に必要やで」という
ことだけは申し上げたい次第です。






ハルヲツゲルクギニ

2010年03月04日 | Weblog


もう春です、寒くても春なんですよ。
なんせ、さきほど、おばあさまから
春のあれが届いたんですから!


兵庫県の方はよくご存知でしょう、
くぎ煮です。
今年もくぎ煮の季節がやってきた。
そして相変わらず、絶品だよ、おばあちゃん!

昨日は、がまんできず、
たらの芽の天ぷらを食べてしまったわたくし。
春のお楽しみを次々に食しております。
あとは、何があるだろうか?
あ、タケノコですわ、タケノコ。
国産のタケノコさまがおるではないか。
若竹煮に天ぷらに…今日はタケノコの夢を見そうです。

ちなみに、くぎ煮は本当に兵庫県では
春の風物詩的食べ物です。
昔、神戸にあるラッピング屋さんに話を聞いた時、
一番難しかったラッピングは?との問いに
はっきりと「くぎ煮」と答えられました。

くぎ煮をわざわざラッピングして贈るくらいです。
どれだけ春の到来を告げる食べ物か、よくおわかりでしょう。

この幸せに感謝!
おばあさま、長生きして~!!!