貴婦人Aの蘇生

「貴婦人Aの蘇生」を読んだ。

この作品は、私の愛着が
もっとも深い小説です。
      ー小川洋子

『博士の愛した数式』に連なる小川ワールドの真骨頂!

と、帯にある。

読後感は、これも社長ブログ @fresheyeにあるのと同感だ。

『両作品に共通するのは、人間に対する優しい眼差しです。
ここで登場する人物〜80分間しか記憶容量のない博士や
入り口に入るのに何回転も廻らなくてはいけない青年な
ど〜は夫々何らかの歪み、障害、制約条件をもっています。
彼らの真摯な生き方と全てを許容し、愛していこうとする、
彼らを取り巻く優しい人々が、とても暖かく書かれています。
この両作品には、可笑しい人はでてきますが(本人は真剣なん
ですが)、嫌な人は全くでてきません。皆、優しく、穏やかで、
弱くて、真剣です。
もう一つの特徴は、文章が平易で品が良いということで、
読後感のよさは、この文体によるところも大きいと思います。
感動の嵐で号泣ということは、ありませんが、静かにジンワリ
とちょっと悲しくて、ちょっと幸せな気持ちになります。冬の
夜に飲む暖かいココアみたいです。』

と。

題材の面白さ、登場人物の特異さは秀逸だ。
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