映画と自然主義 ジャン・ルノワールはこう言ったのですが

自身の、先入観に囚われてはならない
社会の、既成概念に囚われてはならない
周りの言うことに、惑わされてはならない

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十字路の夜

2016年09月18日 22時54分16秒 | ジャン・ルノワール
十字路の夜 1931年 70分
監督 ジャン・ルノワール
助監督 ジャック・ベッケル
原作 ジョルジュ・シムノン
脚本 ジャン・ルノワール
出演 ピエール・ルノワール
   ジョルジュ・テロフ
   ヴィンナ・ヴィニフリート
   ジョルジュ・クードリア

『メグレと深夜の十字路』の映画化.メグレ警視ものの最初に映画化された作品.

あまりよい映画とは思えない.映画全体に渡って何か少しずつ足りないように思えるが.

悪女(悪党)
エルス
『カールが出かけるとき自分から軟禁されることを望んだ』と言って、貞女の振りをしているが、合鍵を作って男を引き込んでいた.夫を睡眠薬で眠らせて、やはり男を引き込んでいた、どうしようもない悪女.であったのだが.....

色気で警視に迫って、捜査の邪魔を試みたが、それは通用しなかった.
『フランスの刑事が皆あなたみたいなら、悪人も悪くないわ』
この言葉、どう受け取ったらよいのか.....

『兄さんはそう思ってない.高飛びした』
『私を置いて?』
.....
『逃亡は自白と同じだ』
『兄は逃げていない.頭が変になったのよ』
『妙なことを』
エルスは不貞な女ではあったが、カールを信頼していた.

最初の夫が金庫破りをしているとき見張りをしていて撃たれた、左の乳房の上に弾傷が.この傷は夫をかばって負ったではないのか?.
金庫破りの夫が、窓ガラスの割れ目からメグレ警視を狙っていた.それに気づいたエルスは警視の近くへ行って邪魔をしたのだった.彼女は悪党、色気で誰にでも言い寄る悪女ではあったが、惚れた相手を体を張ってかばう、けなげな、純真な一面も持ち合わせていた、と言えるのであろう.

体を張って相手をかばう、命をかけて相手に尽くす、それだけの気心を持ち合わせているのなら、自分が誰を大切にしなければならないのか、それを考えれば、おのずとそこに、正しい生き方が見つかるのではないか.....



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