須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

熊本の心の復興を祈って…「大切なあなたへ」ミニ詩集のご案内

2016年06月10日 | スタッフより
お知らせです


大切なあなたへ

現在、この詩集の編集真っ最中!大詰めです!!(2016年7月1日発行予定)


2016年4月、熊本地震が発生し、熊本県内、そして大分県内の各地で大きな被害を受けてしまいました。

須永博士美術館は、熊本県阿蘇郡小国町にあります。
日本各地を旅しながら、展覧会・講演会を開催している“旅の詩人 須永博士(すながひろし)”が50歳の時にテレビ出演のためにここ小国町を訪れました。


(1992年2月21日放送 ズームイン!朝)

You Tube 当時の映像

その時に出逢った、この大自然、それに人情味あふれる小国の人々と出逢い、ここを第二の故郷にしたいと思いました。


小国町を拠点として、それまで展覧会場に足を運ばなければ見ることのできなかった作品や詩集がいつでも見れる場所として小国町へも全国各地から多くのファンの方々がお越し下さっています。九州各地での展覧会や講演会も数多く開催し、熊本県内の中学校や高校へも講演会で訪れたりしています。

出逢ってきた皆様・・・大分県、熊本県の方々が、今回の熊本地震で大変な思いをしています。お電話をいただいたり、お手紙をいただいたり、大変な状況の中で須永博士美術館に来て下さったりしています。

須永博士も、今すぐにでも小国に来たい、熊本の皆さんに会いに行きたいと願っています。ですが今は皆さんも精一杯日々を過ごしている中でこちらから会いに行くことがなかなか出来ないもどかしさもあります。

須永博士が皆さんの事を思い、書き続けている詩がたくさん届きました。この詩を、なんとか皆様にお届けしたいと思い、ミニ詩集を作ることにしました。

「大切なあなたへ」



私たちも、建物や自分たち家族への被害はほとんど無かったものの、大きな揺れを経験し、不安な毎日を過ごしていた時に届いた須永博士の詩で、心を奮い立たせたりホッとしたり、涙がこぼれてきたり・・・自分の感情に素直になることで、心が少し軽くなったり力が湧いてきたりします。




あちこちで、「がんばろう 熊本」の文字を見ます。須永博士も書きました。

阪神淡路大震災、東日本大震災と大きな震災を経験してきた日本人、この二つだけでなく、日本各地これまでも様々な自然災害に見舞われてきましたね。災害だけでなく、自分自身に起きる出来事・・・「がんばろう」という言葉はかけてはいけない。がんばっている人に何をがんばれと言うのか・・・そんな声もありますね。

「がんばろう」という言葉に対して、様々な意見や見解もあるけれど、私が思う「がんばろう」は、自分自身にかける言葉。


誰かに「がんばってね」と言われて戸惑ってしまうという声も、それも分かります。声をかける方は、その人を励ましたいという気持ちで選んだ言葉なのだけど、他に変わる言葉があればいいけれど、やっぱりシンプルに「がんばってね」になるんだと思います。

私も、今回たくさんの方から「がんばってね」と声をかけてもらいました。「私なりのがんばる」をしてゆけばいいと思って、その言葉にとても力をもらっています。

声をかける側とすれば、今以上のがんばりを求めているのでは無いんですもんね。

「何をがんばればいいの?」と思う時は、今立っている場所で、大きなことでなくていいから下を向いて生きるよりもほんの少しだけでも前を見て、

ご飯をおいしいと思って食べること

仕事がある人は、自分の使命を心をこめてすること

疲れたなと思ったら、無理せずに思いっきり休むこと

悲しそうな人がいたら、「どうしたの?」と声をかけてみること

笑顔であいさつすること

つらい思いが心にあふれてしまった時には、その気持ちを切り替えることも大切ですね。立ちあがってみる、外を眺める、好きな歌を聴くなどなど・・・

須永博士も、こちらの状況を電話で伝えると、いつも涙声になっています。心から皆さんを心配しています。そんな須永博士から熊本地震後に届いた詩を中心に、ページをめくるたびに元気がわいてくるような詩、そして、私も読みたい詩を集めました。

掲載予定の詩の一部です。


「命」

とにかく今、生きること。生きていること。生きぬいてゆくこと・・・みんなで手を取り合って、生きてゆきたいです。


「平常心」

この大きな地震で、心の中までも大きく揺れているような、揺さぶられているような気持ちがしています。こんな時、本来の自分を取り戻すこと、「平常心」でいること・・・大切だなと私も思いました。


「今やれることを やってゆこう」

たくさんの方が、今回の大きな地震をと被害のすさまじさを報道で見たりしていると思います。でも、もう熊本県外ではなかなか今の熊本の様子は伝わっていないようです。
まだまだ支援が必要です。でも「何ができるのか」「何か出来ることはないのか」と思う反面、何も出来ていなくてごめんなさいというお声もいただきます。

それは、私たちも同じです。今、自分のすべきことで身動きもできなかったり、その自分がすべきことも上手く進められなかったり・・・もどかしい思いもたくさんあるけれど、とにかく「今やれること」どんな小さなことでも良いから、ひとつ、そしてひとつ・・・

この瞬間を第一歩と思って歩んでゆけばいいんですよね。


「やすらぎ」

この「やすらぎ」という文字を見るだけで、少しでもほっとして欲しい。自分が安らぐひと時を持ってほしいです。


この画像を保存してもらってもいいですし、購入もできます。(1部864円)

購入していただくことで、その売上から熊本県内の被災された方々へ同じ詩集をお届けする費用にさせていただきます。

ご注文時に、メッセージを添えて頂きましたら、そのメッセージもお届けします。

お申し込みは 須永博士美術館webショップからお願いいたします。

A4クリアファイルももうすぐ完成!こちらも、7月1日発売予定です。

2種類あります。


「ありがとう」 475円


「輝け人生」 475円

ご予約、お待ちしています

☆須永博士webショップのお買いものでPayPalを利用してクレジットカードが使えるようになりました。どうぞご利用下さい。




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