★月組「ＡＬＬ ｆｏｒ Ｏｎｅ」

ちょっと時間がたってしまいましたが
火曜日に、
「AFO～ダルタニアンと太陽王」
東京宝塚劇場にて見てきました。





今回は一階Ｓ席（下手）
舞台に向かって左側にて観劇


こんな感じで、見やすかったです。


9月に観劇の際は、「AFO」って短縮形で言われるのは、
ヒットしてる証拠とだけで書き逃げしましたが（笑

やはり、この作品はオモシロイ！


2011年の「帝劇三銃士」（感想こちら）もそうでしたが
「三銃士」は、「冒険活劇」なのでエンタメ要素が強い。

今回は、普通の三銃士の要素に、ひとヒネリ入っててなおイイ！！


もう楽も近いし、思い切り「ネタバレ」ですが

　　　「三銃士」の活躍を時代をちょっと後ろに変え、
　　　　鉄仮面などにある「ルイ14世の双子だった“疑惑”」を
　　　　日本の平安時代の「とりかえばや・物語」風の男女にして
　　　　そのうえ手違いがあり、男の子の方が行方不明・・・
　　　　残った女の子の方が、「男装」し・・・って話に。

三銃士たちの活劇それも（レイピアによる）殺陣を入れながら
全体は「コメディー調」で見せる・・・これがスゴイ！の一言。

前回、2階Ｓ席で見たときは、
宝塚生舞台は、ひっさびさという人と一緒でしたが

東京宝塚劇場の舞台機構に新鮮な驚きがあったようで・・・
　　　なんせ盆が回る回る・・・
　　　大小セリの種類にビックリ
　　　そのうえ回ってる舞台の上で
　　　スピード感あふれる殺陣に目を見はるって感じで

　　「眠くなる暇がなかった！」（笑）そうです。



それもこれも、宝塚に入りたてのころは男役だったという
娘役トップ「愛希れいか」（ちゃぴ）が居たからできた「仕掛け」。



ダルタニアン「珠城りょう」
イケメンなのに、なんとも「素朴」で、
「ガスコーニュから出てきました！」
って感じが似合って（褒めてますのよ！

三銃士たちのそれぞれが個性にぴったり
アラミス「美弥るりか」キメポーズでの目線≪色っぽさ≫

アトス「宇月颯」（髭をつけ落着いた佇まい）
ポルトス「暁千星」（明るく元気で殺陣の時のスピンも披露）

すべてがおさまるところにピタッとハマり。

先日次の公演で退団を発表したばかりの
専科のモンパンシェ公爵夫人「沙央くらま」・・・
軽妙な動きと台詞で、舞台に「美」と「可笑しさ」を
退団発表後でもあり、モッタイナさで溢れました。

敵役のベルナルド「月城かなと」も
どこか抜けててお笑い要素も・・・
（しかし殺陣では最後に、雪組仕込みの「二刀流」で魅了し、

「月組は良い補強をしたのでは？」とアピール。


ネタバレついで・・・
ラスト近く、ルイ14世の男女の双子がご対面の場面

　　本当はルイ14世のジョルジュ「風間柚乃」は、周りに自ら
　　「あんまり似てませんね・・ねぇ？」
　　って戸惑い気味な風

　　母の摂政アンヌ（憧花ゆりの・・さすがコメディーも上手）が
　　「本当ならたしか腕に小さな星形のあざがあったはず・・・」
　　　って、その言葉に反応し確認した乳母が
　　「あります！～～成長してヒトデになってます」

ここが植田爺先生なら・・・涙のご対面になるのかな？と想像し

「コメディーで通すのが、小池修一郎氏」とスナ唸りました。