月の裏側

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王蟲

2017-07-17 06:14:22 | 動物図鑑


14個の目を持つ奇怪なウジ型の虫。その体は山のように巨大で、崇高さを感じるほどだが、地球生命としては虫がこれほど巨大になることは不可能である。あくまでもファンタジーの産物だ。

皮膚は装甲のように硬く、加工すれば武器のようなものを作ることもできる。また個体の痛みを共有し、一個体が苦しめば種族全体が怒る。

物語では地球浄化システムを守護する存在として描かれている。神性さえ帯びるその役割を、虫という比較的簡単な構造を持つ生命にやらせるのは、自然の神の愛というよりも、循環システムの中にしかけられた機械装置という感がある。なぜなら虫という存在には、ほとんど存在することと存在しないことの二択しかないからだ。

虫の怒りは、人類への自然界の憎悪というよりも、拒否反応というものである。

神が人間の存在を拒否している。その隠喩が王蟲である。それがあまりにも大きく、うじゃうじゃといるということを、人間が表現しているということに大きな意義がある。

物語ではその怒りを、たった一人の女性が鎮めるという。






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