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2月3日節分祭⑤ 千本釈迦堂 おかめさんの鬼追いの儀(茂山千五郎社中)

2016-02-09 06:00:00 | ⑨舞妓さん・芸妓さんに魅了される

美しい舞妓さんにうっとりした北野天満宮を出て、徒歩で次の目的地へ。周りの人はみんな同じお寺に向っています。

千本釈迦堂こと大報恩寺です。

千本釈迦堂こと大報恩寺は、鎌倉時代の承久3年(1221)に義空が開いた真言宗智山派の仏教寺院で長い歴史を持つ由緒あるお寺です。

幾多の戦火を免れた本堂は、安貞元年(1227)の創建時からそのままのもであり、京都市内(京洛)最古の木造建築物として国宝に指定されています

夫婦円満の「おかめ物語」のあるこのお堂。それは現代では理解できない内助の功の悲話。

「おかめさん」は本堂建築で棟梁を務めた大工「長井飛騨守高次」の妻。おかめさんの夫高次は当時日本一の有名な棟梁だったそうな。

高次の弟子がこの本堂建築に重要な柱の寸法を間違えて短く切り過ぎた際、棟梁の妻のおかめさんが

「短い柱の長さに全部切り、枡組で補えば良いじゃない」と助言して、この窮地を救いました。

しかし「ヨメの知恵で棟梁が大仕事を成し遂げたと言われては、当代一と棟梁と言われる夫の恥になる」と上棟式を迎える前に自害してしまったのです。

愛妻「おかめ」の物語が伝わる、全国のおかめ信仰の発祥となっています。

おかめさん、あまりに健気だ、かわいそうだ。かわいそうすぎる。

この場合、自害以外に他に方法はなかったのか?助言しなかったら?夫の失態になるか・・・おかめさんはどうしたらよかったんだ??と悩んでしまいました。

節分の日はおかめさんの晴れの日らしく
境内にあるおかめ塚のおかめさんは、このような傘をさし、地元西陣織の着物で着飾っておられます。

これがいわくつきの枡組ね。

、京都市内(京洛)最古の木造建築物として国宝 築800年だよ、恐ろしい。

15時から豆まき等が始まります。ちょうど40分ほど前に到着したころには人がまばら・・・しかしこの先ビックリするぐらいに人が増えていきます。

準備中の舞妓さんに撮影の許可をもらってパチリ。お二人とも素敵ですねぇ

瓦にもおかめさんのお顔が・・・

まずは、舞妓さんの日本舞踊が始まります。北野天満宮の舞妓さんと同じ上七軒の舞妓さんです。

北野天満宮の舞台と違って、視線より上になるため見やすいのですが

こまめにプロのカメラマンさんが撮影に入ってしまい、少し邪魔でした。

今回も柱が邪魔してくれましたねぇ。。笑

大きな白い立て看板がありまして、それがハレーションをおこしてボツ写真ばかり。残念です

キリっとしたお顔が素敵ですね

舞妓さんの踊りが終了した後は、山伏を先頭におかめさん、鬼などに扮した奉納者たちがおかめ像の前まで練り歩き、おかめ像前法楽が始まります。

このころには、人だかりで揉みくちゃ状態。動きたくても動けません。

番匠保存会による木遣音頭。京都市無形民俗文化財に登録されている音頭らしい。大工さんの妻であるおかめさんですから。。。

次は本堂で節分厄除祈願法要。国宝の本堂の中で護摩炊きが行われます。この方たちは年男、年女たちです。京都に縁のある政治関係の方々、某会社の社長やおえらい方です。後で全員のお名前と祝電を読み上げておられました。まるで結婚式の祝電タイム

その間、御堂の外で待つ数百人は「まだ終わらないのか?寒い・・寒すぎる」な感じで待機。10分以上は待ったでしょうか、途中待ちきれずに帰った方も。。この人たちは中で暖かかったからいいでしょうけど、外で待つ庶民は寒すぎました。

やっとこさ、江戸時代から続く狂言一家「茂山千五郎社中」による鬼追いの儀が始まります。

鬼さんは4人、赤い鬼がリーダーみたいです。

みなさん暴れまわります

必死の豆まきのおかげで

一旦は、鬼も退避します

かくれるリーダー赤鬼  しかし、豆の効果もなくなり再び勢いを取り戻した鬼さんたちは・・・また暴れます

そこで登場、、

鬼さん、むむ、誰だ???

えええ~~!!と仰け反ってんの??鬼さんよ

素敵な笑顔で鬼さんを諭す優しいおかめさん

素敵な笑顔にすっかり魅了され、かわいいポーズをとってしまうリーダー赤鬼さん

おかめさんに諭され続け

とうとう、ごめんなさ~い かな?

そして、大事な小槌を

おかめさんに渡します。おかめさんは「おりこうさんね」と頭を撫でて褒めてあげます。よかったね

改心した鬼さんと優しいおかめさん

おかめさんに いいこいいこ されて全員改心した鬼さんたちは退散いたしました。ぱちぱち

退治するよりも、話し合い?で鬼を改心させるとは・・・・。戦うよりも話し合う。北風より太陽といったところかな。いいお話です。どんなもめごとや戦争もこうやっておかめさんが解決してくれないかしら。。

京都の年男、年女のお偉いさん方と狂言をされた方々、して舞妓さんたちによる豆まきです。

この先、豆まきの写真はゼロです。なぜならば、巻かれた豆がなんと落花生!で、それを拾ったり受けたりに夢中になっていました。なかなか受けれず落花生が顔にぶつかる。カメラにも当たる。つい白熱してしまってカメラを構えるのをあきらめちゃった。ていうか忘れておりました。アハハ

此処の豆まきでの戦利品。落花生。うち1つは岡本駅前におられるビックイシューの販売員さんに福のおすそ分けしました。猫のおまめは1つだけゲット!!わ~い!

まだこの日のイベントは続く・・・







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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お早うございます (延岡の山歩人K)
2016-02-10 07:16:12
 千本釈迦堂 おかめさんの鬼追いの儀

色々な節分行事が 有るものですね
初めて知る事ばかりで 驚きの連続です

怖い鬼さんより
やっぱり舞妓さんがよいです\(^o^)/
美しい 舞い姿に魅了され・・
目の保養をさせていただきました
Kさんへ (ジョー)
2016-02-10 10:46:13
おはようございます。

怖い鬼さんより・・たしかに同意見です。
美しい舞妓さんは目の保養でした。

この独特の伝統が残っているのは京都ならではなのでしょうか。
すっかりお祭りの節分に興奮しました。

いつもコメントありがとうございます。

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