鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

市営温水プールの存続を訴える市民の記事を見て

2017年07月13日 | 議会活動

平成29年7月13日(木)

 

 今日の朝刊に、「富士市が廃止も視野に検討している富士総合運動公園内の市営温水プールの機能存続について、市内の水泳協会と体育協会、レクリーエーション協会の3団体が、6,818人分の署名を添え、市長に提出した。」との記事が載っていました。

 提出した市民団体は、「温水プールは市民の健康増進のための施設であり、廃止するのであれば同様の機能がある代替え施設の確保を要請している。」との内容でした。

 

 現在の施設は、近くにある市のゴミ焼却施設の余熱からつくられる温水を利用しているものですが、この焼却施設は老朽化し、現在の位置から北東に2kmほど離れた場所への新設移転が決まり、先日、その工事の安全祈願祭が行われたばかりです。新しい施設は完成までに3年以上かかるとのことで、そちらが稼働すれば現施設からの温水の供給は止まります。しかし、新施設からは距離があることから、プールまで温水を引き込む間に冷めてしまうことが理由で利用できません。

 温水プールにはボイラーが設置されているようですが、現在のゴミ焼却施設からの温水供給が一時的に止まった時のバックアップで、常時利用するものではないと聞きます。市としては、温水プールが単独で温水を確保するための燃料費などの負担を検討した上で、廃止の可能性があると言うことのようです。

 

 温水プールから北に300mほどの所には、県営の静岡県富士水泳場があり、今から15年ほど前に開催された「わかふじ国体」を契機に設置された、飛び込み競技では国際競技も可能な施設です。市では、この施設を活用することで市民の希望が叶えられるという考えもあるようです。

 競技会を行うためにはサブプールが必要ですが、県営水泳場内には競技会開催の条件を満たすサブプールは設置されていません。従って、サブプールを新たに設けることが必要になります。国際大会などを誘致するなどの動きがあれば、サブプールの整備も可能性があると思いますが、その見込みを立てることが優先となります。従って、市の期待には簡単に応えられないと言うのが現状です。

 

 私が市議会議員だった頃、この県営水泳場の設置計画があり、国体開催に合わせて整備するものでした。その時は、サブプールが必要でしたので、常設か仮設かの議論をした記憶があります。国体のための一時的な施設であれば仮設でという結論になり、6,000万円か7,000万円くらいの整備費で対応したと思います。国体が終われば当然撤去となりました。

 

 現在、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、その気運が高まっており、競技会場はほぼ決まり、それ以外では全国各地で、各競技種目の外国選手事前キャンプを誘致する運動が行われており、富士市においても市長が来週、ハンガリーに出向き、水泳選手キャンプ地としてPRを行う予定です。

 県営水泳場は、競技会場ではありませんので、サブプールの要件は緩和され、練習用であれば現状の施設でも可能と言うことでした。

 

 県も市も財政状況は決して余裕があるわけではありません。必要な案件でも優先順位を付けると必ずしも今、手を着けなければならないとは限りません。

 私がこの新聞記事を見て、先に触れた国体開催以前に関わった、施設整備、サブプールの扱いについて、当時の「将来の見通し」に甘さがなかったかと言うことです。もし、サブプールを常設としていたら、今回の問題はもちろんのこと、大きな競技大会誘致も実現でき、大勢の観客が競技を観戦することで、スポーツ振興に十分に役立てられたのではと後悔しています。

 今回の市民からの要望を基に、将来を見越した施設運営と、それに応じた施設整備のあり方について、各方面の関係者と連絡を密にして検討していくことが望まれます。

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