鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

市消防出初め式と成人式

2017年01月08日 | 議会活動

平成29年1月8日(日)

 

 富士市消防出初め式が富士市役所周辺を会場に、また富士市成人式がロゼシアターを会場にそれぞれ開催されました。

 

 消防出初め式は朝8時半から11時半頃まで開催され、雨には遭いませんでしたがこの冬一番の寒さの中で、1,000名以上の消防署員、消防団、自衛消防隊が集まり、また多くの来賓や市民の見守る中で、素晴らしい演技を見せてくれました。

 式典では、主催者や来賓から昨年の火災発生状況の報告があり、発生件数がかなり減少していると紹介されました。しかし、昨年の県の防災に関する県民アンケートでは、防災意識が低下していることをこのブログでも何回か触れていますが、発生件数の低下は喜ばしいことですが、防火をはじめ防災意識の低下は手放しでは喜べません。

 ただ、そのことに触れることはありませんでしたが、「消防団は住民に一番近いところで防災に関する活動をされていることから、住民のための防災活動活性化にはうってつけの組織であり、そこには大きな期待を寄せる。」とのあいさつで触れたことにホッとしています。

 また、県知事の代理として出席した県危機管理部の理事からは、県議会議員発議で制定し、その後も内容を強化しているいわゆる「消防団支援条例」について触れ、消防団を抱える事業所を支援することで、消防団員が活動しやすい環境を後押しする成果が少しずつ現れていることが紹介されました。

 女性団員も増えているようですが、市全体でまだ4名と聞いています。防災活動や避難所生活などでは女性の感性が大きな好影響を与えることから、防火を含め防災全体を通じて、女性団員が参加しやすい環境づくりを実現していかねばなりません。

 表彰式では、長年勤務した消防団員やその家族、消防活動にご尽力いただいた団体や個人に対する表彰状が贈られました。私達市民のために長きに渡り、寒い日も暑い日も夜中も活動を続けてこられたことに、改めて感謝と敬意を申し上げたいと思います。

 半世紀以上前に消火活動に使用され、その後眠っていた消防三輪車をレストアし、その消防活動を再現した場面では、現在の高性能な消防車がない時代のご苦労が忍ばれました。

 模範演技では、カラーガード隊と消防音楽隊のコラボ、消防団や自衛消防隊のポンプ操法、市消防隊や県防災ヘリによる救助活動など、見る側を飽きさせることはありませんでした。消防に関わる全ての皆様にこの厳しい寒さの中、素晴らしい消防魂を見せていただいたことに心から感謝申し上げます。

(隊列準備完了)


(表彰された皆さん)


(大通りをパレード)


(県防災ヘリを使った救助訓練)


(消防三輪車で半世紀前の消火活動を復元)


 

 成人式は、午後1時50分から約1時間開催され、1,600名入るロゼシアター大ホールは満杯で、入りきらない新成人達がホワイエをはじめ階段も、人が入れる場所には全てというほどの大混雑ぶりで、建物の外は冬の寒い雨が降り続く中、会場全体はものすごい熱気で溢れていました。

 運営方法は、数年前から新成人を迎える人達による実行委員会を立ち上げ、前年の成人式が終わった直後から約1年をかけて準備してきたものです。

 10名の実行委員は、自分たちの誕生から現在までの生い立ちを、また、中学時代の恩師達がお祝いのメッセージで登場する映像を通じて、成人式が始まる頃の大きな騒がしさは徐々に消え、終盤では会場が一体化しているようにも思えました。そこにいる新成人全員が共有できる内容だからこそかもしれません。プロが作る企画ではこのようにはいかないでしょう。

 最後に、実行委員達から会場への訴えかけには私達来賓が聞いていても、すがすがしい若者の気持ちが伝わってきました。また、「郷土愛」というフレーズには、彼らがここに戻ってきても、外に出て行ったとしても郷土を忘れずその生き方の原点にあることが、私にとっても大変嬉しく感銘を受ける場面でした。


 がんばれ、郷土の新成人。皆さんに夢を託します。

(1,600人入る会場一杯の新成人達)


(10名の実行委員の皆さん)


(司会も実行委員会で)


(オープニングセレモニーを湧かせた市立高校チアリーダーの演技)


(富士市・富士宮市高校5校の応援団がエールを送る)

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 農業の未来に備えて | トップ | 先輩の死 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

議会活動」カテゴリの最新記事