鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

未来を拓く道路整備に感謝

2016年12月20日 | 議会活動

平成28年12月20日(火)

 

 今日は、所用で中伊豆方面まで出かけました。

 私の住む富士市からは、愛鷹山の南麓の県道(通称、根方街道)を通り東名高速道路沼津インターを目指します。2年ほど前に開通した東駿河湾環状道路を函南町まで移動、それに続く伊豆縦貫道を通って修善寺までのコースとなります。所要時間はおおよそ1時間。

 東駿河湾環状道路ができる前は、国道1号線バイパスから沼津市の内浦湾沿いを口野まで行き、伊豆長岡を通って修善寺へのコースで約1時間30分かかりました。

 差し引き30分の短縮となります。

 行楽シーズンは、特に夏季は伊豆半島の道路はどこも渋滞し、逃げ道のない海岸線沿いでは大渋滞に巻き込まれ、従来のコースでは2時間以上は覚悟しなければなりません。

 

 東駿河湾環状道路の計画から開通までには様々な苦労があったと聞きます。私が聞いたことがある話は、函南町区間については当初の計画では中心市街地から離れた所に設置することのようでしたが、当時の町のトップの意向により、町の真ん中である現在の区間に変更を求めたということでした。

 町の発展においては、この道路開通により新たな核となるまちづくりができることを予想して、「町の外れを通るよりも街中を」との判断が働いたということでした。

 

 町の中心に高規格の高架道路(下部も道路)を作るためには、事業費も高くなり、付加価値の高い繁華街の用地買収ができなければ実現できません。事業計画の変更や予算確保は町の事業ではありませんので、国や県などに対する想像を超えた要望活動が粘り強く行われたここと推察されます。

 事業の説明責任を果たすため用地買収には、町のトップが自らが地権者を説得して歩いたと聞きました。

 

 結果、その努力が報われ、町が望むところに道路が完成し、この道路を生かしたまちづくりが進んでいます。私達も外部からこの道路を使うことで、目的地までの時間短縮が図られ、そのメリットを享受しています。

 2020年開催予定の東京オリンピック・パラリンピックの自転車競技は、伊豆市が開催地となり、この道路がもたらす効果は大きなものですが、当初の道路計画時において東京オリンピック開催などは一切盛り込まれていなかったはずで、この道路の開通がオリンピックの開催地を引き寄せた要因の一つとして考えてもおかしくありません。

 伊豆縦貫道は、東日本大震災を教訓として、防災上あるいは被災地の復旧復興に欠かせない「命の道」として、伊豆半島の先端までカバーできるよう延伸する計画があり、工事も進められています。特に、南海トラフを震源域とする巨大地震の予測に基づく体制づくりが急務となっています。

 非常時はもちろんですが、平時におけるこれらの道路が地域に与える効果は大きく、そこに住む人達にもご理解をいただかねばなりません。また、公共事業を進める上で大きな課題は、用地買収であり地権者の理解と協力が欠かせません。

 官民一体となった取り組みが求められています。

 

 東駿河湾環状道路は、沼津インター西側延伸が事業決定し、3km弱の区間工事が始まります。早く私の地元近くまで延伸することを楽しみにしています。

 

 このような大きなプロジェクトは華々しく見がちですが、生活関連道路の整備も大変重要です。利用者と地権者が互いに知るコミュニティの中の課題で、話が持ち上がってから長い年月が係るケースも少なくありません。

 「地元の課題に地元の地権者が協力するのは当たり前。」というのは、通りにくい話です。県ではこのような事態を解消するために、「事業着手準備制度」といって、地域からの要望実現に向け、事業決定する前に地域内で話し合い、地権者も話し合いのテーブルに着くことを前提としてから県が関与する方式をとっています。

 用地買収がいかに困難か、そして地域全体で関与する大切さを示しています。

 

 私も、この「事業着手準備制度」を活用するために、地権者対策の下地づくりに関わっていますが、大変大きな壁を感じています。

 

 地域の未来のための道路整備を、人任せでなく、地域全体で取り組み実現を目指したいと思います。

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