鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

国技相撲への期待

2017年01月24日 | 議会活動

平成29年1月24日(火)

 

 日本出身の横綱が19年ぶりに誕生します。大関稀勢の里が、昨日開催された横綱審議委員会で全会一致により推薦が決まり、事実上の決定ということです。

 

 相撲も世界中に愛好者が拡がり、日本の国技とはいえ、モンゴル相撲出身をはじめとする強豪により、日本人が王者の座から遠ざかっていたのは大変寂しい気もしていましたが、若乃花以来久しぶりの誕生に強烈な相撲ファンではありませんが大変嬉しく思いました。

 

 外国人力士も、特に横綱に昇格するような人達は、誰もが日本文化を代表する相撲の精神を尊び、彼らの口から飛び出す言葉には私達が忘れていた日本を思い出させる場面を多く見てきました。

 その光景からは、「日本の国技の頂点を外国勢にとられてしまった。」などというつまらない考えを排除するだけの魅力を感じさせます。したがって、この19年間の横綱達は、相撲の新しい時代を担ってきたとも言えるかもしれません。そして、国技といいながら外国勢を受け入れる日本人の寛容さも大きな誇りと感じています。

 

 横綱はもちろんのこと他の昇級の場面における力士のコメントには、先に触れたように、私達日本人の心に共感する言葉が多く発せられます。おごらず謙虚な姿勢に日本らしさを感じてきました。外国人力士も同様です。

 

 2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、国中が動き始めました。東京大会では空手など新たに5種目が加わり、その種目に取り組んできた選手も、またそれを応援してきた国民も大きな期待を寄せ、スポーツの魅力が大きく花開きます。

 相撲はスポーツであるとともに日本の文化です。東京大会では、スポーツと文化の融合が唱われ、日本の文化を発信するプログラムも準備中です。

 オリンピック種目ではないけれども、相撲が世界に示す魅力がどのようになっていくのか、今回の横綱稀勢の里の誕生もその大きな後押しとなることを、国民の一人として期待したいと思います。


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