鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

行政と市民の間に立つ

2017年05月26日 | 議会活動

平成29年5月26日(金)

 

 私達議員は、市民代表、県民代表として行政との間が立ち位置となるのはご存じの通りです。しかし、選挙で選ばれた議員のほかにも、地域住民の代表である町内会長や区長の皆さんが行政との間に立つことが大きな役割の一つとなっています。

 

 今日は、富士市内389町内会(区)の会長が集まり、「富士市町内会連合会総会」が富士市文化会館(ロゼシアター)で、来賓として市長、地元選出の国会議員秘書、県議会議員、社会福祉協議会関係者などが参加し、盛大に開催されました。

(総会が始まる前の舞台)

 

 毎年参加させていただいていますが、女性の町内会長(区長)の数が増えているように思います。しかし、ざっと数えて10名ということは、まだまだ女性の進出があっても良いのではと感じてしまいます。単に数字を上げれば良いというものでなく、地域のリーダーとしてふさわしい人格で、かつ、女性の視点でまちづくりや防災活動において力を発揮していただける期待も大きくなっているので、どの地域にもそのような女性が多くいるものと想像します。今回は10名でしたが、女性が手を上げやすい雰囲気が出てくれば、将来はもっと増えていくと思います。

 これまで女性の町内会長に就いた方々を私が知る範囲で見ていると、いきなり町内会長につくのではなく、地域の様々なまちづくり団体(生涯学習推進会や婦人会など)を経験し、地域の状況をよく知っていて、かつ、活動を通じて地域が認めている人達ばかりのようにも思えます。地域の活動に参加していると、町内会長や区長と行動を共にする機会も増え、その仕事も見えているだけに自分がその役割を担うことになっても、余り躊躇しなくて良いのではないでしょうか。今後、女性が町内会長となった地域が、どのように活性化していくのか大変楽しみです。

 

 町内会連合会は、どのような仕事をされているのか、総会資料の新年度事業計画から紹介します。「暮らしの安全と安心を守る運動の展開」では、地震防災対策と自主防災組織の充実。防犯まちづくりと交通安全運動推進。「行政当局への地域住民の声の反映」。「ゴミ問題対策の展開」。「環境美化運動の展開」。「富士市まちづくり活動推進計画の推進」。「町内会(区)組織の強化と活動・運営の明確化」。そのほかに「各種団体との連携・協力」を上げています。

 住民に一番近いリーダーとして、その責務は決して軽いものではなく、事業計画を見ていると、その一つ一つを実現するためには、地域住民の協力無しでは成し得ません。また、地元では、市からの回覧物や配布物の世話をはじめ、地域毎の活動など、雑多な仕事もこなしていかねばならず、仕事量を地域内で分担するなど、支え合わなければ「なり手」も減少して行きます。

 

 地域に欠かせない重要な組織であることを地域全体で共有し、より良いまちづくりを目指していきたいものです。私も、市議会議員時代から県議になった今も、ずっと町内会長の皆さんと連携してきましたので、それによって地域の課題が見え、議員としての仕事を続けることができています。

 

 総会を期に、町内会長会の活動を再認識し、精一杯、支えていきたいと思います。

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