今週は雨が毎日降るプノンペンです。きょうなどはちょうど昼前から激しい雨が降り、昼飯をどうしようかと迷いましたが、幸い12時15分頃には止みました。
デング熱は蚊がデングウィルスを媒介して引き起こされるため、雨の降り方によって感染数も変化するのは納得でますが、通常7月に患者数のピークがあるというのがどうも理解できません。雨量だけを見れば7月より9月・10月の方が遙かに多いわけだし。
ベトナムではあまり見なかった光景でカンボジアでしばしば目にするのは点滴をした子供を母親が片手で抱えもう一方の手で点滴用の棒を握ってバイクの後ろに乗っている姿です。デング熱に加え手足口病もまた7~9月にピークがあるようですから乳幼児を持つカンボジアの母親にとっては辛い季節であるのかも知れません。
- Dengue figures not waning -
今週は、デング熱感染者数が減少すると期待されていたが、カンボジア保健当局は豪雨が感染を拡大し週に1000人以上の患者数となるのではないかと心配している。
今年の26週間でデング熱による死者は48人となり、患者数は11,666人と報告されている―デング熱管理プログラムのNgan Chanthaディレクターは昨日明らかにした。
これは、24週から26週の間に18人の死亡と4,465人の患者数が発生したことを表している。
しかし、この数字ですら全患者数の約80%しか物語っていないだろうとNgan Chantha は推測している。
専門家は24週から27週を「デング熱の大ピーク」と呼んでおり、28週以降は通常、新患者数が減少するものと期待していた。
しかしながら、28週になっても、2007年からのデング熱の深刻な発生の緩和は近い内にありそうもない、とNgan Chanthaは言う。
「私は今年の気候変化を非常に心配している」「われわれは雨や気温を予測することができない」と述べた。
長期化した流行はまた、子供の患者を医療機関に収容している。日曜日のカンタボファ病院の報告では、6月だけでも5,534名の出血性デング熱の重症患者を治療している。
病院の創設者Beat Richner医師のプレスリリースによると、カンタボファの外来病院はデング熱の子供の92%をカバーしている。
Ngan Chanthaは、カンタボファのプノンペンとシェムリアプにある三つの病院は全国のデング熱感染患者の85~90%を毎年カバーしている、と述べた。
http://www.phnompenhpost.com/index.php/2012071157343/National-news/dengue-figures-not-waning.html