羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

ある日、井の頭で。

2017年03月28日 | Weblog
じぶんにとって大切な場所はひっそりと存在していて、
十代の頃からふとしたときには思い出し、「行こう」と思い、
ただ何となく行く。馴染んだ安心感と懐かしさ。
井の頭公園文化園の林のおくにある彫刻館は、そういう場所のひとつである。

三月のある日、「西浦祐太作品展」を観に行った。
「カレラトイクトコ」
不思議な木彫りの作品(動物をモチーフにしたものが多い)が
チラシにいくつか紹介されていて、
作品につけられたタイトルにまず興味をもった。
たとえば何かの動物の背に乗ってラッパをふいている少年か少女のような人物。
タイトルは「群れをはなれた鳥は 涙を捨てて大好きな歌をうたった」

何かの意味を考えてしまう、そして目の前に形となった木彫作品があり、
西浦さんの作品にはイメージと想像の隙間をすこし垣間見せてくれるようだ。

作品は撮影自由だった。
一枚だけガラス越しに撮らせていただいた。

タイトル「ピンク色の直線が天地を分けるとき 北の森はあなたの名を星に教える」


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