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1752.五十万年の死角

五十万年の死角
読了日 2017/07/06
著 者 伴野朗
出版社 講談社
形 態 文庫
ページ数 288
発行日 1979/10/15
ISBN 4-06-136148-1

 

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月2日は社会福祉法人薄光会の保護者・家族の会天羽支部会があって、午後1時まで富津市の太陽のしずくに行ってきた。太陽(ひ)のしずくは、薄光会が運営する事業所の一つで、同じく薄光会のケアホーム6棟を管理・統括する事業所・ケアホームCOCOの利用者(知的障害者)や、近隣の在宅障害者及び、放課後の児童の生活介護を受け持つ。
天羽支部はそれらの利用者(障害者)の保護者・家族の組織で、年に4回の会合がもたれて、本部や事業所からの報告に加え、参加者からの意見を聴取したり、質疑に応えたりする。
2年ほど前から僕は、その支部会の在り方や保護者・家族と、事業所職員とのコミュニケーションの円滑化を図り、会報作りをしている。まあ、それはさておき、支部会には支部長、副支部長、会計、会計監査と4名の役員を配し、会の進行をしたり事業からの報告事項をまとめたりする。
さらには年度末には、会計報告のための決算処理および、次年度の予算組をする。そうした処理の承認は会の参加者のもっとも重要な決定事項なのだが、大体は無承認に近い状態で決定されてきた。だが、今年度からの会計及び会計監査のお二人は、そうした状況を打破する勢いで、より厳しい態度で臨んでいる。
そうした成り行きが天羽支部会の今後の在り方そのものを、大きく変えて行くのではないかと期待している。
今回支部長の指示で会の進行を受け持った僕は、本部及び事業所からの報告に、ちょっとした疑問を投げかけて、より詳細な説明を呼び起こすことにした。さらに、参加者の中から幾人かの意見や質問を招請して、事業所とのキャッチボールをすることにした。
そうすることにより、有意義な会は予定の12時少し前に終了して、用意したお弁当で昼食となり、各テーブルに本部、事業所の職員が加わり和やかな食事会となり、その後散会となった。

 

 

読書と直接は関わりのない話が続く。
昨日5日は、東京ビッグサイトで開催されている、国際文具・紙製品展に行ってきた。随分としばらくぶりで、電車での外出だったから勝手が違って、長い距離を歩いたので疲れたが、事務局から再三にわたる勧誘に応える意味でも、足を運んだのだ。
会社勤めの頃は、業務としてこうした見本市には、毎年欠かさず訪れて商品の動向、新製品の確認などを行ってきたが、しばらく見本市の開催そのものも忘れていた。文具に関しては、最後の勤務先が文具・OA製品の卸業だったことから、関心を持っていた。
だが、現役の頃最も関心があったのは、OA機器、特にパソコン関連の見本市だった。今では新製品の案内をメールでもらっても、到底買える身分ではないから、以前ほどには関心が持てなくなったのは、寂しい限りだ。
広い会場は人・人・人で埋まり、出品社も“国際”の名の通り、台湾・韓国・中国などからも多く、「日本語話せます」などのメッセージを記した幕も。
僕にとっては、広すぎる会場は、ほんの一部分をざっと一回りするだけでも、精いっぱいだったが、賑やかな会場を見ているだけでも、デジャブというか懐かしいような感覚を味わった。

さて今日は、朝からテレビは九州地方の大雨による被害状況を流すニュースが続いている。川の氾濫が、鉄橋を押し流すなどの画面を見ていると、全く改めて自然の脅威を感じて、身震いを禁じ得ない。
被害にあった地区の住民には気の毒としか言いようがないが、まだ厳しい降雨は続くということだから、その被害はまだまだ広がることだろう。当地方の晴れた天候からは想像もつかない状況だが、この大災害をもたらす気象状況も、やはり温暖化の影響の一つなのだろうか?

 

 

期の江戸川乱歩賞にはまだ未読のものが何冊かあり、もっとも僕の中での初期というのは、第35回くらいまでだが、本書と『プラハからの道化たち』(高柳芳夫著)、『剣の道殺人事件』(鳥羽亮)などだ。
この読書日記をつけながら、ミステリーを読んでいこうと思った時は、アメリカのP・コーンウェル女史の「検屍官」シリーズがきっかけだったから、主に海外作品が頭にあって初めの100冊は、圧倒的に翻訳作品だったのではないか。
それが途中から国内作品に目を向け、その指針として江戸川乱歩賞を選んだのは、やはり若い頃乱歩賞の設定当時をリアルたアイムで過ごしてきたからだともいえる。
昨年までの受賞作59作品の内、僕が読んできたのは52作品だから、前述の本書を含めた3作品と最近の4作品の7作品だけだから、随分受賞作にはお世話になったものだ。やはり伝統というか権威のある賞だから、それだけ優秀な作品が多かったということなのか。それにしては7作も未読があるのは、もちろん僕の気まぐれな読書生活が、大いに関わっているのだが、次から次へと出てくる新作ミステリーに、心を奪われるということだ。

本書は、北京原人(学名:シナントロプス・ペキナンシス)を巡るサスペンスだあ。今から50万年前の洪積世中期に、地球上に住んでいた人類の祖先だという北京原人。1923年(大正12年)、中国は北京西南郊・周口店で発掘された42体の北京原人の白骨は、その後突如その行方が分からなくなって、いまだにそれは解明されていないというのは、現実の話だ。
浅学な僕はそうしたことは全く知らないのだが、有名な話のようで、解説の青木雨彦氏によれば、クレア・タシジアンの著した『北京原人失踪』(講談社刊 松本清張訳)もその一つだという。本書ももちろんフィクションだが、天安門広場に倒れていた男の死体とそばにあった頭蓋骨、といったプロローグで始まるストーリーは、半ばドキュメンタリーかとも思えるような、軍属通訳・戸田駿の殺人事件と北京原人の謎を追う波乱の物語だ。

 

 

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