べんりや日記

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長期優良住宅による補助金100万円

2009-05-26 13:46:28 | 長期優良住宅


からっとした快晴となりました。5月晴れとは、こういう日を指すのでしょう。
宮本町M邸では、建て方の終わった状態で込み栓等を打ち込む作業を行っています。


丸栓の穴を開けています


土台に差した丸栓。(柱の取り付け部分)


今回、唯一使用した引き寄せ金具

ホールダウンではないのですが、隅柱の下端部の強度を補うために、土台下から貫通したZボルトによって、柱を引き寄せる金物を使用しています。

「伝統構法」と言えど、確認申請を通すには、耐力壁の計算+N値計算による金物補強をします。なるべく耐力壁を分散し、柱にかかる引き抜き力を「長ホゾ差し込み栓打ち(ろ)納まり」以下に抑えることで、金物の使用を最小限にすることができますが、時々はこういった力のかかる柱も出てきます。

柱脚部分の金物補強で(ほ)の納まりは、こういった金物を使用する必要があります。
側面にプレートを打つ方法もありますが、全建連による超長期優良住宅に切り替えられるように、引き寄せ金物にしています。
今回は羽子板部分は、ビス止めになっていますが、超長期仕様では「Z金物」にする必要があります。
土台下からのZボルトはそのままにして、柱にボルトで固定できるZ金物に切り替えればオールZで対応が可能です。


「耐力壁+金物補強」の方法でない場合は、「限界耐力計算」による高度な構造計算を行わなければなりませんが、簡易的な方法ならば、現在の在来木造の考えと同じ方法で十分だと思います。
N値計算をすると、金物が必要ない場所も出てきますが、全ての箇所で丸栓を打つことにしています。また、仕口も伝統仕口ならば、耐久性も出てくると思います。
在来工法以上の施工をしなければ、「伝統構法」でつくっても意味がありません。




さて、全建連や工務店サポートセンターから耳寄りな話が出てきました。
今まで「超長期優良住宅」を建てた場合、200万円の補助金を使える制度がありましたが、今国会の予算成立により、6月から施行される「長期優良住宅」を建てた場合、「100万円」の補助金制度がはじまります。

「景気浮上を狙う予算(のばらまき)」によるものだと思われますが、超長期住宅よりも仕様は緩くなっているようです。(よって、今年度のみ・・超長期は5年間継続が決まっています)
「Z金物」「基礎コンクリート30N」「国産材仕様率の緩和」が主な変更点だそうで、全建連の「ちきゆう住宅」の仕様に基づいた上位モデルになると思われます。

これから家を建てる人にとっては、「住宅ローン減税」と合わせてお得な年になるのかもしれません。


詳しくはこちら


全建連型 超長期優良住宅はこちら




長期優良住宅へ・・・

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