この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

大平キャンプ@八海山

2013-01-08 21:27:11 | スキーの話題一般

 遅くなりましたが、明けましておめでとうございます
 本年も「一滑入魂」の気持ちを込めてブログを書いてゆきますので 
  よろしくお願いいたします 


さて本年の滑り初めとして、大平成年・元デモを講師に招いてのクラブキャンプに参加してきました。昨シーズン行われた菅平でのキャンプに引き続き、今回の大平キャンプは場所を八海山スキー場に移して行われました。ここは大平さんがスキー学校長として長年に渡ってスキー指導されてきた場所です。



(大平成年・元デモンストレータの凜々しいお姿)


菅平とはうって変わって難雪かつロングコースということで、ポジショントレーニングにはうってつけの場所です。昨シーズンの菅平キャンプでは「大平メソッド」とも呼ぶべき「板の性能を引き出すためのポジショニングと運動」を学んで、僕のスキー技術に対する考え方が大きく変化するきっかけになりました。

最近のスキー技術論では股関節とか肩胛帯(笑)とか、とかく身体パーツの使い方ばかりがクローズアップされますが、道具を使うスポーツである以上、スキー板の性能をどう引き出すかという観点からスキー技術を捉えることが不可欠です。大平さんに出会ってからそのことをより強く認識するようになりました。

昨年の大平キャンプのあと、さっそく滑りの改造に取り組み始めました。板のたわみ性能を引き出す正しいポジショニングを身体に染み込ませると同時に、そのポジショニングに乗り続けながら板の走り性能を最大限発揮させる身体運動をマッチングさせるという試行錯誤を繰り返してきました。スイートスポットが広くて乗りやすいOGASAKAからHartに板をマテリアルチェンジしたのも、より正確なポジショニングを身に付けるためでした。

さて今回八海山へは前日入りしたのですが、ゴン降りによる重い雪と視界の悪さで意気消沈。ロング板まで持ち込んだもののポジショントレーニングもままならず、長い昼休みの後は何回かコブ斜面を滑って早々に撤退。

翌日のキャンプ初日の八海山は晴天。ロープウェイ山頂駅からのパノラマは絶景でした!



この日のトレーニングは、なんとひらすら不整地大回り。前日に降った新雪が荒らされた後のでこぼこの斜面を大回りさせられるというスパルタレッスンです(汗)。極めつけはコブが大きく育ったエキスパートコースでの大回り(大汗)。雪が軟らかいとはいえ、バランスを失えば大クラッシュ間違いなしです。必死に滑る中で、コブ斜面にも高低差が少ないライン取りがあることを教わってから、少しコツを掴んだ気(?)がしますw

大平さんは持論として、「自転車の乗り方と同じで、正しいポジションや効率のよい運動は人が教えることはできず、自分自身で体得してゆくしかない」といつも仰っています。今回のキャンプはまさしくそれを地で行くレッスン。難しいバーンコンディションを繰り返し滑ることで、筋力を効率よく使う正しいポジションや効果的にスキーコントロールを行う運動のやり方を自分で見つけてゆくことを繰り返し説いておられました。

しかしながら、大平さんは我々のポジショニングや切替の悪さがなかなか直らないことを痛感されたのか、二日目は緩中斜面での基本的なポジショントレーニングが中心になりました。ターン前半で板にしっかり荷重してたわませてターン弧を作り、ターン後半では(後傾でない真ん中の)高いポジションに戻ることで板を進行方向に走らせるという基本的なターン構成を、様々なバリエーションを交えてトレーニングしました。

キャンプの締めはロープウェイ山頂からベースキャンプまでノンストップ一気滑り。正しいポジションで効率よく降りてこないと太ももの筋肉が疲れてパンパンになります。この八海山一気降りが出来ればポジショニングに関しては合格点ではないでしょうか。

菅平での大平レッスンとはアプローチこそ全く違いますが、板の性能に合ったポジショニングや運動を自分で発見するという観点では、今回のキャンプも同じ。整地ではごまかしが効いてしまうポジショニングも、八海山の難雪では否が応でもポジショニングの悪さを実感してしまいます。スパルタではありますが、ポジショニングとは何かということが再認識できる効果的なトレーニングだったのではないかと思いました。


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2 コメント

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猿スキーのすすめ?? (Skier_S)
2013-01-08 23:14:06
「難しいバーンコンディションを繰り返し滑ることで、筋力を効率よく使う正しいポジションや効果的にスキーコントロールを行う運動のやり方を自分で見つけてゆくことを繰り返し説いておられました。」
「ロープウェイ山頂からベースキャンプまでノンストップ一気滑り。」

…これって,もしかするとサル志賀で
スキーが上手くなるってことでは…(笑).
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Skier_Sちゃんへ (HT)
2013-01-09 00:12:02
出たな、我田引水w

マジレスすると、コブ斜面の大回りみたいな命の危険をおかすことは、サル志賀に入っているかな?ww

大平レッスンはサル滑りのレベルを越えてると思うよwww
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