書、燃ゆる。

ここから始まる王者への道

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最強

2017-03-15 20:32:53 | 物語
ある晩のこと
商店を営んでいる我が家を
強盗団が襲った

僕は二階で寝ていて気付きもしなかった

朝起きてみれば何もかもが奪われ
父も母も兄弟も
みな殺されていた

怒りを通り越して
呆然としてしまう

僕には何もなくなってしまった

ここで死のうか
いや
自分は最強の男

この程度で自害するほど
弱くもなければ愚かでもない






ギィーーー
長らく開いたことのない重い扉が開く

父の話では家宝としてこの辺りにしまってあるはず
僕は蔵の中を漁った
するとひときわ立派な木の箱があった
ちょうど刀が入り切るくらいの長さの


恐る恐るふたを開けると
そこには3百年前とかわらぬ姿の
見事な刀があった




やられたらやり返す
そんな考えは愚かなこと
復讐の連鎖しか生まない

でも…

僕の右手は自然と刀を強く握りこむ

やってやる

強い覚悟が胸の奥でほとばしる

「大切に扱えよ」

ん?
どこかから声が聞こえた気がしたが
多分気のせいだろう
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