センボンヤリ:千本槍(開かずとも稔りは豊か) 2007-12-12 07:10:10 | 植物観察1日1題 異なった花が春と秋の2回咲くので知られるのがセンボンヤリ:千本槍(キク科センボンヤリ属)です。 春の花は直径1.5cmほどで白い舌状花に縁取られていますが、秋の花は蕾のまま開かない閉鎖花で、これが大名行列のセンボンヤリ:千本槍のように見えるところからこの名があります。 秋の花は大きく高さ30~60cmになり、先端に筒状花だけが集まった閉鎖花を1個だけつけ、長さ約1.5cmの総苞に包まれたまま稔ります。成熟すると淡褐色の冠毛がぱっと広がり、風に乗って飛んでゆきます。