新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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キミズミ:黄実酢実(小さいリンゴ)

2006-11-20 07:07:32 | 植物観察1日1題

キミズミ:黄実酢実(小さいリンゴ)2006.11.20
朽木の森で見つけた黄色い光る実、同定の鍵にもなる葉があらかた散ってしまっていたので不確かですが、実の様子からズミ:酢実(バラ科リンゴ属)のうち、実が黄色く熟すキミズミ:黄実酢実と見立てました。
ズミは桷とも書き、樹皮から黄色の染料をとったため「染み」が語源になったとか、果実が酸っぱいからともいわれ、またコリンゴ、ミツバカイドウ、コナシ、などの別名もあります。
高さ5mほどの落葉低木で高原や湿原などに多くしばしば群生し、上高地の小梨平のは有名です
枝は時に棘状になり、葉は枝先では全縁、幹では切れ込みが出るなど変化があります。
リンゴの台木として利用されるほか庭木や生垣にも使われます。
秋に赤くあるいは黄色く熟す果実は葉が落ちたあとも木に残りよく目立ちます。わずかに残っているこの小さな実をじっと見ているとなにやらユーモラスな顔に見えてきました。