毎年市が行う、家の前の道路法面の草刈りはあまり規則性がないようで、刈り取る時期が年によってばらばらのせいか、植生がめまぐるしく変化してゆきます。
去年まで沢山見られたヤマラッキョウ(05.11.22記事)は、今年はすっかり姿を消してしまいました。
代わって今年の秋の土手を占領したのがいかにも面白みのないメリケンカルカヤ(イネ科ウシクサ属)です。
名のとおり北アメリカ南部から南アメリカ原産の多年草で、第二次大戦後都市部を中心にひろがり、今では造成地や高速道路の周辺などお日当たりのよいところによく見られ、全国的にはびこる厄介な雑草になっています。
茎は束生し、高さ50~100cm、葉は茎に沿って直立し、中央の脈のところで二つ折りなります。
茎も葉も秋には赤くなり、花期の9~10月、茎の上部の苞のわきに長さ2~3cmの穂が数個ずつかたまってつきます。
戦後のアメリカ化を象徴するようなこの草に対抗して、優しい在来種のどの草が、いつ反撃するのか興味と期待を持って見守りましょう。
去年まで沢山見られたヤマラッキョウ(05.11.22記事)は、今年はすっかり姿を消してしまいました。
代わって今年の秋の土手を占領したのがいかにも面白みのないメリケンカルカヤ(イネ科ウシクサ属)です。
名のとおり北アメリカ南部から南アメリカ原産の多年草で、第二次大戦後都市部を中心にひろがり、今では造成地や高速道路の周辺などお日当たりのよいところによく見られ、全国的にはびこる厄介な雑草になっています。
茎は束生し、高さ50~100cm、葉は茎に沿って直立し、中央の脈のところで二つ折りなります。
茎も葉も秋には赤くなり、花期の9~10月、茎の上部の苞のわきに長さ2~3cmの穂が数個ずつかたまってつきます。
戦後のアメリカ化を象徴するようなこの草に対抗して、優しい在来種のどの草が、いつ反撃するのか興味と期待を持って見守りましょう。