新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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初秋の八方尾根 (3)コウメバチソウ:小梅鉢草 

2005-08-30 06:53:21 | 植物観察1日1題
八方尾根のリフトで上る時、地上に、真上を向いて咲く純白の小さい花が私たちを迎えてくれます。コウメバチソウ:小梅鉢草(ユキノシタ科)です。
日本全土の山間の日当たりのよい湿地に生える多年草で、低地にもありますが高山に多く生えます。茎高7~30cm、根出葉はハート形で直径1~3cm長い葉柄があります。
8~10月に、花径2~2.5cm、白色で梅の花に似た5弁の花をつけます。雄蕊は5個で、中に仮雄蕊があり多数に分裂し、先端に黄色い腺体を持ちます。
仮雄蕊が7~9裂するものをコウメバチソウ、15~22裂するものをウメバチソウといいますが、その区別は必ずしも簡単ではないようです。
和名は梅鉢の紋に似ているところから出ています。