新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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紅一点とは私のことです。ザクロ:石榴 

2005-07-26 05:55:36 | 植物観察1日1題
真夏、一面緑の中にここだけ真っ赤な花が咲いています。ザクロ(ザクロ科)の花です。
昔中国の学者、王安石が、“石榴詩で”ザクロの花を「万緑叢中紅一点」と表現しました。これより、紅一点は、唯ひとつ異彩を放つ、転じて多くの男性の中に唯1人女性がいることを指す言葉になりました。名前は、その漢名の石榴からジャクロ→ザクロとなったものです。
花木であり果樹でもあるザクロは、地中海沿岸、インド、南西アジア原産の落葉低木で、夏期、花弁・萼が6枚、多数の雄蕊を持つ、濃い赤橙色の花をつけます。花期は2~3ケ月と長く、大きい実がついているのにまだ花が咲いていることがあります。
古代エジプトの時代より多目的の有用植物として重用されてきました。ザクロの実にまつわる面白い話も沢山あります。秋、ザクロの実がはじけるころ、もう一度取り上げることにしましょう。