村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

神話

2017年09月27日 | Weblog
昨日、臼引きを済ませた新米を精米して、30キロ一袋、何時も買っていただく大阪の知人に送り出した・・・

郵便局では、出荷用の紙袋のままで送ってくれる・・・
田舎ならではのサービスだろうか・・?昔は、袋に入れたものを段ボールで荷造りをしていた・・・
紐もしっかりと掛けて荷造していたので、お米の送り出しにはたいそう手間がかかっていたが・・・
楽になった、

郵便局に持って行くと・・・「はで干しの新米は味も格別でしょうね・・」と局員さんが対応してくれる・・・
狭い地区なので、わが家がはで干し農家だと言うことは、周知の話である・・・

はで干しの出荷米は、JAに出荷しても多少、値段に加算がある・・・・
「はで干し」と言うだけで・・美味い米・・・と言った定説があった・・・

だが・・・
最近は、乾燥機の進歩から、はで干しとの味の違いはほとんどないそうである・・・
むしろ・・
はで干し期間中に、雨に会ったコメには・・ほのかなカビ臭が残るそうだ・・・
ほのかなカビ臭は、はで干し農家の私も体験している・・・やはり・・・と思った・・・

はで干し中に、一度も雨に会わないことも、気候によってはあることもあるが・・・
ほとんど、はで干し期間中に雨に会わない年は無いと言っていい・・・

最早・・はで干しのお米は美味しい・・との常識は、常識でなくなってきている・・・
現代の神話に近い・・・

我々が、常識と思っている事柄も、時代の進歩と共に変化することがある・・・

だが・・・神話は神話で生き残る世界もある、「はで干しのお米はやはり美味しいわねー」と言う人は必ず居る。




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