村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

思ったより丈夫

2011年01月25日 | Weblog
屋根から落とした雪で、家の周りが閉ざされた・・・・
家屋がそのまま冷蔵庫状態になっている・・・

若い頃に、渡りの土工として四国の隧道工事の飯場でひと冬過ごしたことがある・・・
薄い壁で出来ているプレハブ造りの飯場は・・・隙間だらけだった・・・

雪の降る、寒い夜だった、コップ酒を呷った勢いを持って布団にもぐりこんだが、なかなか寝付かれなかった・・・・

それでも、昼の激しい労働の疲れから何時となしに寝入っていた・・・
朝・・・冷気の中で目が覚めて見ると・・・隣で寝ていた仲間の顔が真っ白である・・・
何気なく、自分の顔をなでると・・・・粉雪が目や鼻に入ってきた・・・

今思うと、過酷な条件の中での生活だったが・・・・・
風邪ひとつひかないで春を迎える事が出来た・・・・・・

人間は、思ったより丈夫な生き物である・・・・・

よく、困難な状況の中で取り残された人の救出が遅れた時にみられることだが・・・
アナウンサーが「最早、これ以上の我慢は限界です・・・・・・」と絶叫する・・・・・
人間の生の限界はそう簡単に訪れるものではない様な気がする・・・・

あの頃のことを思うと・・・・少々の困難は我慢が出来る・・・
人間、一度はつらい生活を経験して置く事は・・わが身の為にもなる・・・
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2 コメント

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Unknown (掛合の田舎っぺ)
2011-01-25 21:59:38
若い頃に、一時期とはいえ随分と厳しい体験をされたのですね。さながら、シベリアでの抑留生活(?)のようですね。でも、あの頃の貴重な体験をされたことが、その後の人生において、いろいろとプラスになって成長されたことと思います。
大切な社会 (水車番)
2011-01-29 15:43:19
掛合の田舎っぺさん

あの当時の田舎の小作人の長男は、同じような体験をしています・・・格差社会も何も経験してきた年代の私たちだからこそ・・・・

今の社会を、大切に思っています

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