村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

人生の味

2011年08月02日 | Weblog
私は柑橘系の果物が好きである・・・
普段はきつい酸っぱさには弱い私だが、かんきつ類の酸っぱさならどんなに強くても気にならない・・・・
若い頃から、異性に好意を抱かれた事が無いのが原因かもしれない・・・
酸っぱさは、牡としての競争で何時も挫折を味わう時の象徴的な味である・・・
だから・・・・少年、青年期を通して酸っぱさが人生の味になっていた・・・

今日は、高知県産の小夏ミカンを送っていただいた・・・
昔の夏ミカンと言えば・・・よほどの覚悟がなければ食べられなかった・・・
まだ・・異性に興味も無かった時代だった私も、さすがに食べあぐねた・・・
姉たちから白くなるほど重曹粉を振りかけて貰って、口角に泡を吹きながら食べた記憶がある・・

小夏ミカンは違う・・・・
甘酸っぱいミカンの味は・・・夏ミカンであって夏ミカンで無い・・・
失恋の味も相聞の味も新婚の味も糟糠の味もゼーンブ・・詰まったおいしい蜜柑である・・・

私の人生の味にも、だんだんと甘みも含めていろいろな味が混ざってきた・・・
コメント
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