水産業界事件記録

水産業界で発生した事件の報道記録

<桃浦カキ問題>知事「ブランド管理を徹底」

2017-04-12 05:27:40 | 日記


2017年4月12日 河北新報
<桃浦カキ問題>知事「ブランド管理を徹底」
村井嘉浩知事は10日の定例記者会見で、県が導入した水産業復興特区制度の適用を受けた桃浦かき生産者合同会社(石巻市)が他地区産のカキを流用した問題について、「復興特区は全国的に注目されており、これまで以上にブランド管理を徹底する」と述べた。
県産カキを巡っては2002年、韓国産カキの偽装問題発覚後、産地表示を監視する「オイスターGメン」を設置したが、合同会社は調査対象外だった。村井知事は「今回の案件が調査対象に当てはまるかどうか検討したい」と話した。

復興特区宮城県村井知事会見
2017年4月10日
桃浦のカキの他産地流用問題について
◆Q
 先週調査結果が出て、14年度も15年度も他地区産のカキを桃浦のカキのブランドとして販売されていたということだった。法令違反はないという調査結果だったが、知事の所感をあらためて伺う。
■村井知事
 3月1117日の報道を受けまして、県として桃浦かき生産合同会社に赴くなどいたしまして事実関係の確認を進めてまいりました。その結果、法律に違反する事実は認められませんでした。しかし、桃浦のカキ生産者、合同会社の取り組みは、地域漁業者と地元企業が連携して行う全国的にも注目されている事業でございますので、これまで以上にブランド管理を徹底をしていただきまして、消費者の信頼に応えられる水産物の提供に努めてほしいと考えております。
◆Q
 これをもって調査については一定の区切りという形と考えるか。
■村井知事
 今回の件につきましてはこれ以上調査をすることは難しいというふうに考えてございますが、今後も一定の調査、これはこの事業に、この会社にかかわらずですけれども、当然宮城県の水産物の管理、衛生管理、ブランド管理、こういったようなものをしっかりしていくということは重要だと思っておりますので、継続的に行っていきたいと思っております。
◆Q
 ブランド管理を徹底するということだが、県には15年前の韓国産カキの偽装問題があったことでオイスターGメンがいる。今回調査対象になっていなかったが、例えば調査を拡大したりする考えはあるか。
■村井知事
 オイスターGメンのあり方というのは、他の国のカキが混入されているといったような、まさにこれはもう法律に違反する重大な案件でありまして、それを機に作ったものでありますので、オイスターGメンに今回の件がそのまま当てはまるかどうかということを含めてよく検討する必要があるだろうというふうには思っております。
◆Q
 今回ブランド管理の面では、地元の漁業者の方々が今まで偽装問題等もあった上で非常に力を入れて管理徹底をしていたが、そのほかの漁業者の方々について知事として今回の件をどのように思うか。
■村井知事
 周辺の漁業者の方々がさまざまな思いを抱いておられるということは私自身も承知をしております。やはり同じ水産物を扱っていて、注目度も違いますので、これはやはり社会的責任として、注目度が高い分、しっかりとしたやはり管理というものが求められるだろうと思います。この点については桃浦の合同会社も十分に反省をしているということでございますので、周辺の漁業者の皆さまと共存共栄できるようにこれからも努めていただきたいと思います。

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