水産業界事件記録

水産業界で発生した事件の報道記録

岡山でアナゴの産地偽装疑い「栄光水産」 経営者夫婦を逮捕

2013-11-09 20:52:19 | 日記
岡山でアナゴの産地偽装疑い 経営者夫婦を逮捕(11/05 11:12)



 岡山県警瀬戸内署は5日、韓国産アナゴを国産と表示して販売したとして、不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで、同県瀬戸内市の魚介類販売会社「栄光水産」の代表取締役山下寿幸容疑者(57)=同市邑久町北島=と、妻で役員の幸恵容疑者(48)を逮捕した。

 逮捕容疑は今年7月下旬~8月下旬、岡山市農協運営の直売所で、韓国産アナゴに「国産」と表示したシールを貼り、瀬戸内市の女性ら2人に1パックずつ計1160円で販売した疑い。同署によると、山下容疑者は容疑を否認、幸恵容疑者は認めているという。


産地偽装の鮮魚業者を家宅捜索 容疑で岡山県警 (2013/10/1 8:10)



農産物直売所「産直市場おく」(瀬戸内市邑久町尾張)で産地などを偽装した鮮魚が販売されていた問題で、岡山県警生活環境課と瀬戸内署は9月30日夜、不正競争防止法違反容疑(虚偽表示)で、テナントとして入居している鮮魚小売業「栄光水産」(同市邑久町北島)を家宅捜索した。県警は社長男性(57)からも事情を聴いており、同容疑での立件を視野に捜査を進める。
 同社の事務所は、社長の自宅も兼ねており、30日午後10時10分ごろ、県警の捜査員が段ボール箱を抱えて入り、書類や伝票などを押収した。関係者によると、偽装は数年前から行われていた可能性が高く、社長は関与を認める発言をしているという。
 直売所を運営する岡山市農協(岡山市北区大供表町)によると、栄光水産はアナゴやエビなどを販売する際、中国や韓国、県外産を地元産と偽ったり、養殖物を天然物として販売した疑いが持たれている。
 他に瀬戸内市内の2カ所の直売所に入居して鮮魚を販売しており、県警は、この2店の偽装販売の有無についても調べる。
 同社は2005年、市農協との取引を開始。3店で年間約1億1千万円を売り上げ。不正発覚後の21日から鮮魚の販売を停止している。健康被害は寄せられていないという。


産地偽装:岡山市農協3直売所の委託業者、県外産海産物を県内産に /岡山
毎日新聞 2013年09月27日 地方版



 岡山市農協(北区)は26日、経営する直売所3店舗で販売した鮮魚のうち、県外産なのに「県内産」と産地偽装していたものがあったと発表した。鮮魚は業務委託先の「栄光水産」(瀬戸内市)が販売していた。栄光水産は、このほか、フグ調理の資格を持たない従業員がフグをさばき、販売していた疑いもあるといい、備前保健所などに報告した。
 岡山市農協によると、消費者から今月19日、「この時期、牛窓(瀬戸内市)では取れないアナゴが牛窓産として売られている」と通報があった。この日から、農協職員が栄光水産の社長や従業員などに聞き取り調査などしたところ、産地偽装が判明。また、アナゴ以外にも、県外や中国、韓国産のタイやエビなどの海産物に、県内産のラベルを貼っていた。同社は5年以上前から産地を偽っていたと認めているという。
 また、消費期限を延ばすためにラベルを貼り替えるなどしたと証言する従業員もいたという。同農協によると、過去に消費者から「鮮度が悪い」というクレームも数件あった。



 産地偽装があったのは「産直市場おく」、農産物直売所「はなやか長船店」、「はなやか牛窓店」の3店舗。いずれも瀬戸内市にあり、栄光水産が鮮魚を販売していた。
 岡山市農協の須々木巧理事長は「食の安心、安全に取り組んでいるなか、このような事件が発生して深く反省している。組合員、利用者の信頼を裏切る結果になったことをおわび申し上げます」と謝罪した。【石井尚】

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