水彩+色鉛筆画分室 ・ イタリア・絵に描ける珠玉の町、村

「イタリア・絵に描ける珠玉の町・村、そしてもろもろ!」の絵画分室。
ペンと透明水彩+色鉛筆のイタリア風景をどうぞ。

   ・・・ 丘の上 途中経過と、 ピサネッロの素晴らしいデッサン ・・・

2017-01-25 | ・途中経過 ヴェネト


       丘の上の雲を描き込んでいますので、見てやって下さい。

       5月の朝 スコミーゴ村

   


       画面の殆どを占める雲、夏の入道雲ほど強くはないものの、かなりの存在感で、
       描き込むのにかなり時間がかかっています。

       というのも、影の色がかなり濃く見えますが、かと言って、余り汚れて見えるのも
       好きではないので、どの色を使うか、の問題があり、

       紙はそう厚くもないのに、かなりのシボ、凸凹があり、
       すんなり柔らかに雲を広げるのには、その度にシラミ潰しをせねばならず、
       今漸くに、一応全体に色が入った所で、
       これからもう一度、全体を見つつの描き込みに入ります。

       雲がもっと右に広がるよう、強く見える部分があると良いのだろうと思います。

       
       葡萄畑の方は畝の影を濃くし、木にも濃い色を入れてみた所で、
       まだまだこれからで~す。



     *****

       今日の第2部  ピサネッロの素晴らしいデッサン

       少し前に本家ブログの方でピサネッロの傑作と言われる「サン・ジョルジョと姫」
       のフレスコ画に触れ、少し謎解きを含む絵でもあり、あれこれサイトで写真を探しました。

       それで見つかったのが彼の素晴らしいデッサンのあれこれ
       人物もそうですが、たくさんの動物のスケッチもあり、
       その見る目の素晴らしさを通して描かれた何とも優しい雰囲気に魅せられました!


       彼はルネッサンス以前(1390-1455)のゴッシック期の最後の画家と見做されますが、
       彼以前にここまで透徹した目で動物を眺めスケッチした画家はないと言われ、
       それ以降に見つめる目のレオナルド・ダ・ヴィンチの名が上がり、そしてアルブレヒト・ドューラーと。

       レオナルドの素晴らしいデッサンは言うまでもないですが、
       鋭さが際立ちますし、ドューラーもそうですね。

       それに引き換え、何とも優雅で柔らかいピサネッロの線と、醸し出される優しい雰囲気!

       今回はそんなこんなで集めたデッサンの幾つかをご覧頂きますね。

       まずは、「サン・ジョルジョと姫」の姫の横顔を彷彿とさせる女性

     




       そして、馬の顔、正面から

     




       船とドラゴンの取り合わせ

     




       。 「サン・ジョルジョと姫」にも、お高そうな首輪をした犬が登場していましたっけ。

     





       上部左には、「受胎告知」のスケッチが見えますが、 
       下、そして右側には女性のヌードのデッサン!  ふぅむ、15世紀の女性ね!!

     

      



       ピサネッロは肖像メダルでも有名ですが、この男性横顔も美しいでしょう?!

     






       狐、 ウサギ、 そして鹿の顔。  

     

     

     


       ピサネッロのこれらのデッサンはルーヴルの所蔵のようで、
       各作品には、なんと2千何百とかの番号がついています!
       一体、どこから手に入れたものなんでしょうねぇ!!




       鳥類もたくさん見つかりましたが、ここでは鴨と、も一つはなんという鳥かな?


     

     




  
     *****

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4 コメント

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五月の空、ピサネッロ (mitsu)
2017-01-26 09:20:39
・・・丘の上はまだ手がはいるのですか?素晴らしい画になりそうですね。楽しみにさせていただきます。
ルネッサンス以前の絵画が好きなのですが、ピサネッロの魅力的な作品がこんなにデッサン力で裏付けられいたことを教えていただきました。ありがとうございます!
デッサンがすでに素晴らしいですね。
Unknown (shinkai)
2017-01-26 16:50:34
★mitsuさん、こんにちは! コメント有難うございます。

はい、丘の上の方は、まだもっと描き込んで密度が出るようにしませんと。
と言っても、大きな部分で変わることはもうなくて、細部の描き込みです。
有難うございます! もう少し頑張ります。


あ、mitsuさんもルネッサンス以前がおすきですか? 私もです! ルネッサンスでも油絵以前が好きなんです。

いやぁ、今回はお陰様であれこれピサネッロの絵を探す過程で、こういうデッサンなどもたくさん見るチャンスが出来て、本当に楽しかったです。
はい、さすがピサネッロですね! 写真も何もない時代にあれだけ描けるには、やはりそれだけの勉強があったのですね、凄いですね!!

もう一つ彼のではないのですが、興味深いのにも行き着きましたので、ご存知かもですが、またご覧に入れますね。
Unknown (小父さん)
2017-01-27 14:04:21
写真ですが(汗)、雲を何とか撮れられないかといつも見上げています。
撮っても、撮っても目でみて心で感じたものにはなりません!

スコミーゴ村には素敵な雲がかかるんですね(笑)
しかし、一塊の雲にもこのようないろんな表情があろうとは、どうも私は雲全体を見ていなかったようです。

雲の背景の空にも上下でこれだけ違うんですね。

かつ、葡萄畑でしょうか?この丘こそが雲の脇役に徹しているのですね。

ん?ということはshinkaiさんの立ち位置は丘の斜面の下にならなければ空は入りませんが・・・
想像するに望遠レンズで撮られた丘と雲なんでしょうか?

それとも丘と雲をイメージで合体されたものなのか?なんて勝手に想像をめぐらせてしまいます。
上も下も間違っていたらすみませんです!

>雲がもっと右に広がるよう、強く見える部分があると良いのだろうと思います。

これが、絵画の面白さなんでしょうね。

【2部】

>姫の横顔を彷彿とさせる女性

とてもインパクトがありますね。
力強さというか、意志というか。

>ふぅむ、15世紀の女性ね!!

西洋のご婦人はこんな昔から(笑)足が長いんですか!
日本女性にも最近こそこんな体型の人も居ますが以前は(今の感覚では)スタイルが悪いですよね。

ピサネッロを画像検索するとほとんどが横顔ですね。
この時代は横向きが普通でしょうか?

動物たちも素晴らしいです。

>も一つはなんという鳥かな?

下に似ていますね、自信ありません、
       ↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%84%E3%82%AC%E3%82%B7%E3%83%A9#/media/File:Upupa_epops_Sasayama,Hyogo-Jpan_(%E3%83%A4%E3%83%84%E3%82%AC%E3%82%B7%E3%83%A9_%E3%83%96%E3%83%83%E3%83%9D%E3%82%A6%E3%82%BD%E3%82%A6%E7%9B%AE%E3%83%A4%E3%83%84%E3%82%AC%E3%82%B7%E3%83%A9%E7%A7%91)_DSCF2160.JPG

有難うございました。
Unknown (shinkai)
2017-01-27 15:05:41
★小父さん、こんにちは! コメント有難うございます。

そうですねぇ、雲はやはり風景との関連で見る、撮るものなんでしょうねぇ、という気がします。
でも、添え物ではなく、主役になりえるもので、雲を引き立てる脇の風景が何か、というのが、全体の雰囲気というか、絵や写真の主題を語るのだと思います。 

この場合、私は畑のこちら側から、丘よりも少し低い位置から見ていますが、
コンパクトで撮った写真を元にして描いていて、この広さだと殆どズームの位置ではないと思います。

別のイメージを組み合わせるには、時間による影の位置の問題もあり、逆に難しくなることもあり、
それだからこそ、チャンスに出会えるかどうかの問題だと思います。


ははは、やはりこちらの人は昔から脚は長かったんでしょうね!

ピサネッロは王侯貴族の肖像メダルの制作でも有名だったのですが、それから多分この横顔の女性というのが出て来たのだろうと云うことで、
彼の時代からこのスタイルが定着したのだそうで、ルネッサンス期にはたくさん見ますね。

わぁ、小父さん、有難うございます! そうですね、ヤツガシラというのですね。
イタリア語ではウプパ、というのも知りましたが、写真を見ていてそういえばエジプトの遺跡の所で見た、撮った、というのを思い出しました!
カイロあたりも生殖地に入っているのも確かめましたから、間違いないですね。
有難うございました!


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