裏山へ抜ける道は
石垣を越え
だらだら坂をのぼり
お社の朱門をくぐる
木洩れ陽の落ちる場所を目指し
息をきらし暗い参道をかけあがった

心が騒いでしかたがないときは
いつもここにいる
やり場のない憤りに疲れたときも
ここにくる

なにをするでもなし
タバコをくわえ
木々をすかせて空を見る
まぶしい木洩れ陽に
目をとじれば
残像に消えゆく群青の空

乾いた枯れ葉が風に舞い
軽やかに木々を渉る音
ひゅう〜ひゅっ〜ひゅう
ころころ、かさかさ
落ち葉の吹き溜まり
そのなかに
小さなシメジが息づいていた

雨がぽつぽつ天の雫
むせるような
湿った匂いに包まれる
さあ帰ろうか

帰り道
急ぎ足を止めた可憐な花
そぼふる雨に濡れていた

山の息吹に
五感が戻り
雨に打たれ
励まされた
ありがとう
トラックバック
- この記事のトラックバック Ping-URL
- 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
- このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
- ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。










