知人と用があって食事をしたが…
その後、お腹はいっぱいになったが、こころが満たされない…。
「美味しいものを少しだけ食べたら良かったのかな…?」
最近リニューアルされたデパートに寄って、ひとりで気晴らしを…。
「職人モノ作り展」の広告があった。
夏に使いすぎたので、懐具合は良くない。兎に角、目の保養だけ~。
飾り物(ペンダント・イヤリング・ブレスレット)は横目で見ながら通り過ぎた。
織物、和の布のベスト、陶器類…これもさっと見て通り過ぎた。
真綿の掛け布団~〇十万もするのに、売約済みの印。
(金廻りの良い人もあるものだ!でも、寝心地はいいだろうなあ!)
眼に留まったのが、丸木をくりぬいて作ったコーヒーカップ。
持ち手も枝を削って作ったのか、見事な出来具合~。
金額は、万を越していた。手間を考えると、納得だ!
もうひとつ眼に留まったのは、シンプルだが美しいデザインのリュック~。
染めた絹糸を裂いてしっかりと織りあげた布で作ったもの~。
縫製もデザインも使う側の身になってなされているのが、見事!
自分も、リュックを作ってみた事があるので、感心してしまった。
金額は、24000円だったが、あの出来にしては、決して高くはない。
今の自分は求めるつもりはなかったが、こころが満たされた。
ありがとう!
( 作り手の こころが見える その品に しばしの時を 想い重ねん )