宮城県高校入試部屋

ここでは宮城県高校入試で参考となる資料を掲載しています。

学力低下

2009-01-23 23:48:03 | 宮城県高校入試
ゆとり教育のせいで学力低下が著しいと懸念されている。それを防ぐため昨年からゆとり教育の見直しが始まり、学習時間の増加が決まっている。

 宮城県公立高入試を見ても、学力低下を懸念する。平均点が最高だったのは平成3年度(1992年3月実施)の310.0だ。不合格者の最高点が448点、401点以上の受験者が16.4%もいた。平成以降で平均点が最低なのは平成17年度(2006年3月実施)の224.9(最高点449)最高点の最低は平成18年度(2007年3月実施)の433である。

 本年度は少し持ち直した感はあるが、平成15年度(2004.3)〜平成18年度(2007.3)は平成のどん底である。それに対して、平成元年度(1990.3)〜平成6年度(1995.3)頃は平成以降で高い平均点を維持していた。

 歴代の平均点の最大格差(平成3年度と平成17年度の差)は85.1もある。平成3年度の生徒が448点で公立高校に不合格になるというのに、平成17年度は全体の最高点がほぼ同じ点数であり、平成18年度はそれを下回っている。

 今年31,2歳の人(平成3,4年度頃の生徒)と話をすると県内最難関、仙台二高の合格点は450点程度であったという。近年の仙台二高の合格点が380点程度というと「そんなバカな。」といって信じなかった。

 それもそのはず、調べてみれば平成3年度は不合格者の最高点が448、受験者の16.4%が401以上得点しているのである。憶測だが、当時の仙台二高合格者は半数以上の者が450以上得点していた。少なくとも450以上の得点者は少なからずいただろう。平成元年度(1990.3)〜平成6年度(1995.3)頃の生徒にとっては、仙台二高の合格点が400点を下回るなど考えられない出来事なのである。

 それが今や400点以上の高得点者はめっきり減った。資料がないので正確でないかもしれないが、受験指導関係者からの話では平成17,8年度は401点以上の得点者は3%程度だという。平成15〜18年度入試で450以上の得点者は県でほぼ0%に等しい。

平成元〜6年度頃では珍しくもなかった400点以上の得点が、平成15〜18年度では成績最優秀者の得点だ。まして、450点以上の得点は近年の生徒にとって信じられない高得点に違いない。

 受験指導者や現場の教師、教育研究者らの指摘を考えれば、近年の小中高生の学力低下は疑いの余地がない。その影響が近年(平成15〜18年度)の平均点が平成元〜6年度に比して大きく低下した原因といえよう。

 もっとも、平均点の差は単に学力低下の影響とするには違いすぎる。おそらく、入試問題自体が平成元〜6年度頃と近年では難易度に差があるに違いない。

 いずれにせよ、近年の学力低下は即急になんとかしなければならない。
ジャンル:
社会
キーワード
ゆとり教育
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