渋谷 洋介/花冠同人

渋谷洋介の俳句ブログ

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花冠9月号青鬼灯

2009-08-11 09:38:44 | Weblog
星祭子等の願いを月照らす
淩霄の朱を奔放に日に捧げ
葉隠れの青鬼灯のふたつみつ
姉のことまた母のこと夕蛍
ひとつ消えふたつ灯して蛍の火
背の丈に余る青蘆水の音
晩節や往く道遥か朴の花
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花冠8月号ナイルの夏

2009-07-18 10:38:51 | Weblog
風香る一年生のかけっくら
大玻璃の窓一面の若楓
時間止めナイルの夏の船の旅
書に倦みて眼上げれば柿若葉
富士桜彼方に青き富士の嶺
花栗の角を曲れば中学校
図書館へさつきつつじの続く道
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花冠7月号能登の海

2009-06-11 14:54:54 | Weblog
長屋門入れば一面落椿
里山の空ぽっかりと山桜
朝摘みの莢豌豆の雫かな
能登の海金波銀波や夏近し
白山の朧に遥か日本海
古戦場偲ぶよすがや花の雲
雪吊の解けて水面の松の彩
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花冠6月号

2009-05-14 15:24:09 | Weblog
里山の寒緋桜に迎えられ
花辛夷空晴々と雑木林
青竹の色鮮やかに初音かな
百合樹の芽吹く広場や版画館
八重桜傘寿の友の書道展
検診日欅並木の梢萌え
千年の戦火に耐えし下馬桜

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花冠5月号

2009-04-20 11:12:00 | Weblog
野水仙
紅白の梅咲き揃い孫来る
回天の基地の洞穴野水仙
春浅き雑木林の明るさよ
反射炉に開国の跡吊し雛
艶やかに光り傾れる花ミモザ
啓蟄や嬰の泣き声弾け跳ぶ
佇みて梅林の香に塗れをり
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花冠4月号

2009-03-17 17:59:48 | Weblog
楪の茎
楪の茎鮮やかに紅に
蕗の薹見付けて辿る谷戸の道
大殿の鴟尾燦燦と冬日差し
寒晴れや大梵鐘の鎮まりぬ
初旅や翳りなき空目指し発つ
詩を吟ず米寿の媼福寿草
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花冠3月号

2009-02-17 18:06:28 | Weblog
鴨の群れ
山茶花の生垣曲る登校児
日を包み日差し弾きぬ水仙花
詩を吟ず言の葉白き息となり
雪吊りの縄ゆるやかに影落し
きらきらと光啄ばむ鴨の群れ
渋滞の空にくっきり冬北斗
お泊りの孫の帰りし朝の霜
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花冠2月号

2009-01-23 21:58:11 | Weblog
根深葱
大いなる冬満月の東天に
大根のどさりと置かれ無人売場
鐘の音や紅葉黄葉の谷下る
純白の山茶花青き影落し
真直ぐの畝高々と根深葱
十二月八日酒屋でありしわが生家
妻の留守娘のレシピ茸汁
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立冬11/10

2008-11-10 09:35:16 | Weblog
「釣り馬鹿」に笑い興じて文化の日
立冬や緋鯉真中に江ノ島へ
新米は婿の故郷「はえぬき」

<オンライン11月句会投句>
真直ぐの畝高々と根深葱
尾と頭塩たっぷりと秋刀魚焼く
孫のもぐ鉢植蜜柑あと幾つ
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梅もどき10/31

2008-10-31 16:30:11 | Weblog
<御殿場秩父宮記念公園>
梅もどき水琴窟に耳澄まし
葉鶏頭並ぶ姿の猛々し
薄紅葉遥かに富士を拝しけり
丹精の形いろいろ菊花展
懸崖に亡き兄偲ぶ菊花展
時鳥草彩様様に咲き競い
秋天に富士の頂き拝しけり
野鶏頭手を差し伸べる老夫婦
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