かわな ますみ / 花冠同人

かわな ますみ の俳句
  ブログ句帳 

遠花火

2007-08-02 19:00:00 | 今日の俳句
すこし癒え居間より眺む遠花火
窓枠に肩湿らせて遠花火
揚花火塔を超ゆれば声愈々
花火の間長くて次の大きなる
その下に海あることを遠花火
海の空焦がしてしまう大花火

昨夜は、神奈川新聞花火大会。横浜みなとみらい前の海上に八千発の花火が耀く。今年は、子どもの頃からの楽しみ「開港記念みなと祭」の花火大会が中止だったので、これが最初の大きな花火だ。
高層階へ越して嬉しかったことの一つが、慣れ親しんだ横浜の花火大会を、部屋から見られる眺望。猫も窓際へ寄ってきて、家族一緒に眺める。夕べの終了間近には、花火の煙が固まったのだろうか、小さな雲のように一部が黒く霞み籠み、大輪の花が欠けて映った。まさに「夜空を焦がす大花火」と、その景にさえ気分が弾む。
今朝、伯父と父は仲間と連れ立ち、その一人のご実家を訪ねがてら、長岡まつりの花火大会へ出掛けていった。以前から皆で桟敷席を予約してあったそうだが、地震見舞に兼ねるようで心苦しい、と複雑そうだ。

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長岡まつり みなとみらい 神奈川新聞
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9 コメント

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好きな句 (岩本康子)
2007-08-02 19:27:24
花火の間長くて次の大きなる/ ますみ

 これは花火大会を実際に観ての実感です。まだ、今年は花火大会に行ったり、観たりはしていませんが、大体毎年、九州の北端の町、門司と本州の最南端の町下関市との共催で関門花火大会が8月のお盆前にあります。 海峡を挟んでの二つの町の花火の競演はなかなか楽しいものです。ますみ様の観られた花火も素晴らしいものだったようですね。猫も一緒というのがまた、絵になりますね。地震や台風など、色々な災害に遭われた方々のことを思うと、大変心が痛むのですが.....。
お礼 (かわな ますみ)
2007-08-02 20:29:43
康子さま、「花火の間」の句へ、あたたかいコメントをお寄せ頂きまして、ありがとうございます。
次々打ち上げられる花火の最中には、え、まだ終わりじゃないわよね、と辺りを見回してしまう、少し眺めの間合いがあります。そんな暗転に続いて現れる花火は、決まって仕掛けも見事で、このための待ち時間だったか、と納得する大きさ。
康子さまの花火体験にも、ご共感を頂きまして、嬉しく存じます。海峡を挟んでの花火とは、夢のような行事ですね。あと十日ほどでしょうか。私も浮き浮きしてまいりました。
好きな句 (黒谷光子)
2007-08-02 20:48:43
すこし癒え居間より眺む遠花火
 ご家族と一緒に居間から眺められた海上の花火、さぞ見事だったことでしょう。「すこし癒え」に花火を充分楽しまれた様子が伝わります。居間から眺められたとのこと、私もうれしく思います。
 先日の私の「紅蓮」の句にコメントをいただきまして有難うございました。あわて者ですっかり見落としておりました。申し訳なくお詫びいたします。たいへん嬉しく読ませていただきました。  
好きな句 (高橋正道)
2007-08-02 20:57:17
すこし癒え居間より眺む遠花火
 ご自宅から、大花火大会を楽しめるなんて、贅沢ですね。そういうロケーションにいること、そしてそこからご家族と観られる状態にあること、小さな幸せでしょうが、それを集めていってください。 どんどん大きな幸せにつながっていきます。
猫ちゃんも一緒ですか! 猫も花火が好きなのでしょうね。
好きな句 (小西 宏)
2007-08-02 21:40:57
その下に海あることを遠花火

 遠花火には空ばかり見て、その下に海のあること、川のあることをすっかり忘れてしまいます。あっと、大切なことに気づかされました。水あっての花火です。
好きな句 (吉田晃)
2007-08-03 16:54:19
その下に海あることを遠花火
 暗闇の海は見えないが、花火が空に弾けた瞬間海も光る。そんな想像を働かせながら、居間から眺めておられたのでしょう。遠花火が実感として、読み手に伝わってくる一句です。
お礼 (かわな ますみ)
2007-08-03 17:47:05
光子さま、「すこし癒え」の句に嬉しいコメントを頂きまして、ありがとうございました。今までは、花火大会がありましても、たいがい、入院中でしたり、家に居ながらも起きられなかったり、或いは、天候に阻まれてしまったり。こうして、家族と打ち上げ花火を眺めるひとときを、尊く思いつつ楽しみました。

正道さま、「すこし癒え」の句にあたたかいお言葉を頂戴しまして、有難く存じます。仰る通り、こうした幸せを喜び、句に書きつけ、そこへお声をおかけ頂くことで、「療養で精一杯」なはずの暮らしが「日々楽しい」ものとなっております。猫も(花火は分かりませんが)家族が笑顔で集う姿を、喜んでいる様子です。

宏さま、「その下に」の句に頂戴しましたコメントを、嬉しく拝読しました。海や川、多くの打ち上げ花火は、水とともにあるのですね。それ故、より涼しげに感じられるのでしょうか。けれど、かつて横浜港に見た花火も、夜空の記憶がほとんど。遠花火では尚更で、つい空と海を区別せず眺めてしまいます。

晃さま、「その下に」の句に心境をお汲み取り下さり、ご共感頂きまして、嬉しく存じます。居間の窓の、いつもランドマークタワーを見ている少し先に、この日は、花火を楽しみました。ということは、あの辺りは海。建物に隠れながらも、海は花火ほど傍にある。そう気づいて、途端に海が近づいた次第です。

好きな句 (まえかわをとじ)
2007-08-04 16:54:56
海の空焦がしてしまう大花火/ますみ
ご家族とご一緒に大花火をご覧になった。
しかも、体調もよくなって本当に良かったと思います。
遠くの空を焦がしてしまうほどの大花火だったのでしょう。作者が、「気分が弾む」とコメントされているが、読み手にそれが良く伝わってまいります。
お礼 (かわな ますみ)
2007-08-05 13:33:17
をとじさま、「海の空」のあたたかいお声をおかけ下さり、嬉しいコメントを頂戴しまして、ありがとうございました。
本や雑誌で美しい花火写真を眺めるのも楽しいですが、こうして煙で欠けてしまう花火や、後に立ち籠める煤は、自分の目で見ているからこその景色で、わくわくいたします。皆さまにもご共感頂き、この夏のいい想い出になります。

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