「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」 [公式サイト] 第10章「最期の選択」(視聴率14.2%、平均視聴率14.63%)
僕が一番恐れていた事。大地震。火星人襲来。地球最後の日。子供の頃に持っていた本に書かれた恐るべき未来。僕はそんな事を恐ろしいと感じる事は無かった。
僕が一番、恐れていた事。それが現実味を帯びて本当に近づいて来たような、気がしていた。
栄子(倍賞美津子)「ねえマーくん。オカン死んだら葬式する時によぉ」
雅也(速水もこみち)「何言うとるん?」
栄子「互助会ずーっと積み立てとったけ、そこに連絡しんしゃい。」
雅也「死にやせんのやから!」
栄子「オカン、胃癌なんよ。病院で出して貰った診断書、見てしもうたんよ。」
雅也「またすぐ治るけん。手術はせないけんかもしれんばってん。また前のごと治るよ。大丈夫やって、死にやせんよ!オカンはもう2回も生き返ってるんやから。」
栄子「そやね。」
雅也「そうたい!」
僕が一番恐れていた事。小さな頃からもっとも不安な気分に襲われる事。想像しただけで枕を頭から押さえて両耳をふさぎたくなった事。
いつか確実に訪れる事。巨大な運命の竜巻。僕の一番恐れていたモノが勢力を増して近づいて来たような気がしていた。ぐるぐる、ぐるぐる。
雅也「用意できたけ。」
栄子「お話があると。」
雅也「何ね?」
栄子「座り!朝はきちんと起きる事!仕事の人に迷惑かけたらイケンよ!これにしっかりと書いとき!」
雅也「はいはい。」
栄子「ゴジラに餌をやる事!動物は喋れんけ、ちゃーんと面倒見なきゃいけんよ!」
雅也「はいはい。」
栄子「それからもう一つ。オカンに何かあったら、そのタンスに箱があるけん、それば開けんしゃい!」
雅也「何もなかよ!」
栄子「マーくん!」
雅也「何ね?」
栄子「そしたら、ちょっと行って来ますけん。留守の間、お願いします。」
雅也「どうせまたすぐ帰って来るっちゃけん!行くばい。行くよ!オカン、行くよ!」
東京タワーのふもとにある病院に、オカンはまた入院する事になった。
雅也「元気になったら登らなね。」
栄子「そやね。」
オカンの病気、入院。いつかと同じ風景。それなのに、今までと何処か違う。
オカンの背中は小さくて、頼りなくて、切なかった。
僕がオカンの手を引いて歩くのは、その日が初めてだった。
オープニングまでを載せてみました。
セリフなどの流れがとってもキレイで、そして考えさせられる始まりでした。
雅也はオカンがまた無事に帰って来る事を望み、オカンはもう帰れない事をどこかで知っていたのでしょう。
そして2人とも別れを予感している。
それは誰にでもある事で、決して他人事ではないのが重く感じられました。
兆冶(泉谷しげる)「病室は相部屋か?」
雅也「4人部屋。」
兆冶「個室に行ったら、もういかんぞ!」
雅也「…どういう事ね?」
兆冶「長くはもたんちゅー事よ。」
オトンは雅也に、覚悟だけはしとけよと言いたいのだろうが、結構意地悪な性格をしてると思う。
あまりに展開が暗いので、ここいらで一言!
オカンの漬物が食いてー!!!
あー、スッキリした。
兆冶「ウサギ、まーだ生きとるんか?」
オトンのこのセリフを聞いて、このオヤジ食うきじゃないだろうな?
と本気で思った!
オカンの病状は、手術が出来ないほどのスキルス性の進行胃癌。
抗癌剤治療。それは身体に大きな負担と痛みを伴う。
栄子「マーくん。止めたかぁ。もう、止めたかぁ。」
雅也「うん、止めよっか!うん、そうしよう。よお頑張ったね。オカン頑張った。頑張った。
」
おそらくは雅也の想いに答えて必死で我慢してきたオカンの吐いた弱音。
雅也も受け入れざる得なかったのだろうけど、もう少し早くしてあげれば。
今回は、雅也と香苗(浅田美代子)、オカンとまなみ(香椎由宇)の会話もとても良かったですね。
”僕が一番恐れていた事。いつか、本当にやってくる事。”
次週、最終回にやってきてしまうようです。
追記:【参考:3/12(月)】
浅草ふくまる旅館…10回10.8%、平均12.82%
ドラマスペシャル セレンディップの奇跡…6.3%
HERO’S2007開幕戦…12.1%
僕が一番恐れていた事。大地震。火星人襲来。地球最後の日。子供の頃に持っていた本に書かれた恐るべき未来。僕はそんな事を恐ろしいと感じる事は無かった。
僕が一番、恐れていた事。それが現実味を帯びて本当に近づいて来たような、気がしていた。
栄子(倍賞美津子)「ねえマーくん。オカン死んだら葬式する時によぉ」
雅也(速水もこみち)「何言うとるん?」
栄子「互助会ずーっと積み立てとったけ、そこに連絡しんしゃい。」
雅也「死にやせんのやから!」
栄子「オカン、胃癌なんよ。病院で出して貰った診断書、見てしもうたんよ。」
雅也「またすぐ治るけん。手術はせないけんかもしれんばってん。また前のごと治るよ。大丈夫やって、死にやせんよ!オカンはもう2回も生き返ってるんやから。」
栄子「そやね。」
雅也「そうたい!」
僕が一番恐れていた事。小さな頃からもっとも不安な気分に襲われる事。想像しただけで枕を頭から押さえて両耳をふさぎたくなった事。
いつか確実に訪れる事。巨大な運命の竜巻。僕の一番恐れていたモノが勢力を増して近づいて来たような気がしていた。ぐるぐる、ぐるぐる。
雅也「用意できたけ。」
栄子「お話があると。」
雅也「何ね?」
栄子「座り!朝はきちんと起きる事!仕事の人に迷惑かけたらイケンよ!これにしっかりと書いとき!」
雅也「はいはい。」
栄子「ゴジラに餌をやる事!動物は喋れんけ、ちゃーんと面倒見なきゃいけんよ!」
雅也「はいはい。」
栄子「それからもう一つ。オカンに何かあったら、そのタンスに箱があるけん、それば開けんしゃい!」
雅也「何もなかよ!」
栄子「マーくん!」
雅也「何ね?」
栄子「そしたら、ちょっと行って来ますけん。留守の間、お願いします。」
雅也「どうせまたすぐ帰って来るっちゃけん!行くばい。行くよ!オカン、行くよ!」
東京タワーのふもとにある病院に、オカンはまた入院する事になった。
雅也「元気になったら登らなね。」
栄子「そやね。」
オカンの病気、入院。いつかと同じ風景。それなのに、今までと何処か違う。
オカンの背中は小さくて、頼りなくて、切なかった。
僕がオカンの手を引いて歩くのは、その日が初めてだった。
オープニングまでを載せてみました。
セリフなどの流れがとってもキレイで、そして考えさせられる始まりでした。
雅也はオカンがまた無事に帰って来る事を望み、オカンはもう帰れない事をどこかで知っていたのでしょう。
そして2人とも別れを予感している。
それは誰にでもある事で、決して他人事ではないのが重く感じられました。
兆冶(泉谷しげる)「病室は相部屋か?」
雅也「4人部屋。」
兆冶「個室に行ったら、もういかんぞ!」
雅也「…どういう事ね?」
兆冶「長くはもたんちゅー事よ。」
オトンは雅也に、覚悟だけはしとけよと言いたいのだろうが、結構意地悪な性格をしてると思う。
あまりに展開が暗いので、ここいらで一言!
オカンの漬物が食いてー!!!
あー、スッキリした。

兆冶「ウサギ、まーだ生きとるんか?」

オトンのこのセリフを聞いて、このオヤジ食うきじゃないだろうな?
と本気で思った!オカンの病状は、手術が出来ないほどのスキルス性の進行胃癌。
抗癌剤治療。それは身体に大きな負担と痛みを伴う。
栄子「マーくん。止めたかぁ。もう、止めたかぁ。」
雅也「うん、止めよっか!うん、そうしよう。よお頑張ったね。オカン頑張った。頑張った。
」おそらくは雅也の想いに答えて必死で我慢してきたオカンの吐いた弱音。
雅也も受け入れざる得なかったのだろうけど、もう少し早くしてあげれば。
今回は、雅也と香苗(浅田美代子)、オカンとまなみ(香椎由宇)の会話もとても良かったですね。
”僕が一番恐れていた事。いつか、本当にやってくる事。”
次週、最終回にやってきてしまうようです。

追記:【参考:3/12(月)】
浅草ふくまる旅館…10回10.8%、平均12.82%
ドラマスペシャル セレンディップの奇跡…6.3%
HERO’S2007開幕戦…12.1%










