平泉寺白山神社を出発して、運転手のMさんは、三馬場巡り以外にどうしても回らなくてはならない神社に寄るという。山岳部バリバリのMさんは、(白山自然解説員でもあった)美濃禅定道として外せないという「石徹白(いとしろ)の中居神社」へ、向かう。
大野市経由、和泉村から石徹白川を遡り崖が見える狭い道に入っていく。がけ崩れ跡もあって、窓の外を眺めると怖い、車が交差できない道である。
10時16分中居神社着。鳥居の横から回って駐車場へ入ると、駐車場から鳥居を見上げる形になった。
おぉーー!橋を渡り、石段を登り、古い神社は神聖な気配が漂う。
ちょっとした山登りだ。はあはあ・・。
小さな神社ではあるが、昔の造りがそのままだ。
巨木も多いが、ここから6キロ奥に「石徹白の大杉」が、あるらしい。国指定特別天然記念物だそうだ。(周囲13.9m)わたし達の知る山中にある「栢野の大杉」は、9.12mなので、是非とも見たいが時間がない。この厳かな杉林の下をゆっくり歩きたいが、石段を転げるように下りる。K子さんも汗だく。KOさんは写真撮影に余念がない。
ひっそりとした神社だが「郡上市白山開山1300年祭」と、のぼり旗がひらめいている。石徹白もれっきとした禅定道なのである。
参拝後10時35分出発。この時点で105km走った。今度は白鳥へ向かうヘアピンカーブの多い道を下る。
長滝白山神社経由、白山比咩神社へ4時半までには入らなくてはならない。果たして間に合うのか。
絶対に良いと思います。
石徹白の中居神社を見ただけで、禅定道のイメージが広がり、この登山道は魅力的だと思います。
是非とも安全登山を。成功をお祈り致します。
規模は平泉寺が一番ですが、石徹白は秘境のようですごいです。
今回の巡りの中では感動度合いが一番です。
美濃禅定道の起点は白鳥の長瀧白山神社ですが、現在は石徹白までは自動車で行けますので、登山のスタートは石徹白になります。
知人が高校生の時に石徹白から登った話をしてくれました。雨中の登山だったそうで、延々と雨の中をテントを背負って修行のように歩いたそうです。
白山の三禅定道を歩くことは長年の夢であり、特に石徹白からの美濃禅定道(南縦走路)は道がはっきりしているので、早めに計画したいと思っています。
その時は、時間をゆっくり取って、途中の三ノ峰避難小屋、南竜ヶ馬場で宿泊するプランにしたいと思っています。
白山比咩神社に行ったら、案外新しくてけっこうがっかりした記憶が・・・。