まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

神宮チャレンジ3 渋谷

2009-11-07 | 弓道
電車を降りたが、上着を忘れたことに気付いて、とっさに反対側の電車に飛び乗った。
乗ったはいいが、スナックの名前も場所も知らない。
ずっとみんなについていったし、帰りはママと駅まで一緒だし。
仕方がないので、江戸寿司に行くしかないが、この時間では寿司屋は閉まっているに違いない。
無謀な酔っ払いである。
しかし、上着は捨てがたい。
再び自由が丘に降りると、階段のとこに大ママが。
「ママぁ」驚くママに顛末を話すと
「よかった、よかった、会えたものねぇ。案内するわね」と、
スナックまではすぐだった。
で、スナックのママは
「帰るときに持たせてあげたけど、着なくて大丈夫かなあと思ってた」とのこと。
「わたくしとしたことが、お恥ずかしい・・」
電車の中ですね。
素早いママの対応。
駅へ電話して最終電車の中にあったことを確認。
明日、駅へ取りに行くようにとのこと。
大ママの携帯番号を教えてもらった。
後でお礼を言わなくては。
すでに、電車はないのでタクシーで帰ることとなった。

タクシーの運転手が弓道をしているという。
おとうさんも相当の腕前とか。
東北とか北海道とか忘れた。
驚きだ。
おまけに、JR線の忘れ物はカレーライスの店の横ですと渋谷の駅で教えてくれた。
ホテルまで3700円だった。
電車なら150円なのに。
しかし、何でタクシーの運転手は弓こととか上着の話を知っているのだ。
わたしが、酔ってべらべらしゃべたのか。
覚えていない。

翌朝、早く目覚めたが食欲がない。
タクシーで明治神宮へ行こうと思ったが
ゆうべタクシーで帰って、もったいなかったので電車で行く。
弓とスーツケーでの移動は大変だ。
切符を出すのもしんどい。
参宮橋まで乗り換え切符。
まずは新宿乗換え。
ずるずるとスーツケースを引っ張って、すでに汗だく。

バシャ。
おかしい。
ちゃんと乗り換え料金を確認して買ったのに。
改札を通過できない。

またロスタイム

続く



神宮チャレンジ2 自由が丘

2009-11-07 | 弓道
渋谷から自由が丘の途中で、電話が鳴った。
あの時ポケットの携帯を取り出した。
切符は携帯と同じポケットに入っていた。
そうだ、あの時に切符が落ちたのだ。
電車を降りて数歩の間に気付いて戻った。
幸い座っていたのはドアの横のシート。
あった・・と同時に手を伸ばすと、どこかのおばさんのお尻の下に私の手が。
無事確保。
この機転のよさ。
しかし、この場合落としたことの間抜けさを同時に味わう。

中国の工場での事故は、日本と違って保険制度がなく、医者に金を積んで交渉するらしい。
社長は向こうの人とのやりとりに追われていた様子。
そのため今日は少し遅れるとの電話が入ったのだ。
結局、駅の横の書店で時間を潰した。
今回、本は二冊持ってきたにもかかわらず、また買ってしまった。
平積みされていて、いちばんへこんでいる本。
よく売れているのだなあこの文庫本は。
例の哲学の教授土屋さんの「人間は考えても無駄である」

この本の題名ですでに影響され、何も考えずに自由が丘散策。
六時を少し過ぎて駅前で社長と落ち合い江戸寿司へ。

まず、キャノンの方とのご挨拶。
ふたりとも定年を迎えて悠々自適の生活とか。
なので、正式にはキャノンではない。
○野さんは一年間大学の講師をなさっていたとか。
なんでも、大学生に会社のしくみとしての生産と技術との役割となんとか・・と、
高尚な講演に感心しながら目の前のトロの刺身に目を奪われていた。

寿司屋の大ママも参加して会は盛り上がる。
社長とは六年ぶりかもしれない。
最後にお会いしたのは会社の役員が退職されたときにこちらへ見えて
なぜか料亭で役員と一緒に食事したそれ以来。
瞬く間に時が過ぎるものだ。

標準語のつもりだが、だんだん方言丸出しになり、方言の話から日本と中国が陸続きであったろう話に広がった。
ママが八海山を勧めるので、よい気分。

その後、みんなでスナックへ行き、カラオケで歌っていて
「明日の審査は大丈夫ですね」と、山○さんや○野さんに言われた。
これだけリラックスしたらよい結果がでるでしょうという。
しかし、たぶん大丈夫ではない確率が高い。
でも、一度酔ったら後の祭り。
みんなで楽しむことが今いちばん大切なこととなる。

お開きになり社長のタクシーを見送った後、
最終電車で渋谷までママが送ってくれた。
渋谷で降りて名残惜しんで別れてからジャケットを忘れたことに気付いた。
暑かったので脱いでいたのだ。

やばい。高級ジャケット。
どうする。さっきのスナックなど知らない。

続く