まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

またまた気になる「天地人」

2009-01-07 | 暮らし
昨年の大河ドラマ「篤姫」は面白かった。
今回はどうかなと初回を観て泣けた。
さすがに制作者はつぼを心得ていると思う。
五歳の与六(加藤清史郎)の役がうますぎる。将来、喜平次の家臣になるため、親元から離れるとき、涙をぽろぽろ流して別れる場面など、涙なくしては観ていられない。
地球環境に悪い。むやみにティシュペーパーが減っていく。

また、雲洞庵での生活を始めるときに「自分のことばでしゃべれ!」と、住職に叱られた時、
「こんなとこへ来とうなかったんじゃ」と、叫んだところなんて最高。

年頭に上司がオバマ氏の「YES WE CAN」を、今年の合言葉にしましょうと言われたとき、なんで日本語でないのだ。なんで米大統領なのだ。
まあ、麻生さんの言葉を使うことはないだろうが、その時、与六のことを思い出した。「上司たるもの自分の言葉でしゃべらんかい」と。

常に人の先に立つ人は、自分の言葉で自分の思いを伝えなくてはならないと思う。
オバマ氏は彼の言葉で、彼の周りの人の気持ちをつかんだのだ。
それを借りてきた時点ですでに陳腐となる。
会社のトップは映画を作る監督かディレクターのような役目と思う。
自身の気持ちと方向を示さなければ、演じる者に気が入らないし、ましてやお客様が感動するはずがない。
とはいえ、トップは大変だ。
何も出来ないわたしらみたいな者に批判されるのだから。
言われそうだ「こんな部下雇いというなかったんじゃ」