鰻を食したお話が続くのも・・・・・と思い、ここまで先延ばしにして来たが、今年の土用丑の日に戴いた「鰻」は、近所のスーパー平和堂が発売している5種のうち、最上級に当たる
「特上うな重/2680円(税込)」を戴いた。我が家は三人暮らしで、ひとりは鰻嫌いの者で、もうひとりは鰻は無用でご飯にタレだけで充分という者、そしてワシだけが大の鰻好きなので、ひとりくらい高級なものを食べても出費方面で大丈夫っていう傾向にある。
一昨年、昨年の鰻評価だが、値段は立派だったが肝心の味の方はイマイチであった。それが今年はどうだ・・・
鰻自体が結構な美味しさであるし、フロックかも知れないが、ご飯も上手に炊けてあって、最後の一粒まで鰻の香りがする白ご飯を戴けたからビックリだ。どうやら鰻のお値段は、その年のうなぎの稚魚の漁獲高に比例して推移していて、今年の漁獲高は去年を遥かに上回る傾向だったと聞く。
去年は、卸値で1キロあたり4850円だったものが、今年は豊漁のお陰もあって2200円だったとか。年々減少していた鰻の稚魚の漁獲量が過去最低となり高騰したところに、去年の不味い味の秘密があったのではないだろうか?
土用丑の日のうなぎ屋においては、やむなく値上げしたか?、鰻の質を落としたか? どちらにするか二者択一の方針と言う結論に達するのだ。スーパーであれば、当然に質を落とす傾向にあるはずで、どうりで不味かったわけだ。今年の豊漁は鰻業界に明るい材料と、我々消費者に美味しさを運んで来たのだった。
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