中国語学習記録~試験でモチベーションを維持しよう!

2006年から趣味で始めた中国語。各種試験に向けての計画、実行、結果を綴っていきます。

C.TEST会話試験を受けてきました(2009年11月)(3)

2009-12-02 23:35:03 | C.TEST会話試験

前項の続き。2009/11/28実施のC.TEST会話試験の模様です。

<当日の模様(試験内容)>
試験会場は別室です。

部屋の入口に案内係、隅に撮影係がいて、試験官は会話担当の男性Aさんと採点担当(?)の女性Bさんの2名でした。こりゃ人件費もけっこうかかってますな。

<図解:試験会場>
---窓--------
           撮影係
                 |
  A B         |
  □□□□         |
  □□□□    案内係
   私
               入口

---壁-------|

ここで、標準的な試験の進行方法を簡単に紹介しておきます。
(以前、C.TEST事務局の方に依頼して送ってもらった、「C.TEST口语方案」を参考にしました。この資料は2007年4月付けとやや古いため、本当に参考程度の情報です。)

1.热身(ウォーミングアップ):1~2分程度
まず、自己紹介をするよう促されます。ここで、受験者の会話レベルがある程度評価され、次の「反复评估」に移ります。

2.反复评估(反復評価):8分程度
热身で仮判定された受験者のレベルに応じて、EF級用(初級者)、CD級用(中級者)、AB級用(上級者)それぞれの会話に移ります。

EF級は1枚の写真が提示され、それを1分間見て内容を確認した後に、それがどんな写真であるかを説明します。

CD級は、ある問題(例:仕事の状況、自分の趣味や活動、家族の状況 等)が提示され、それについての簡単な「讨论」を行います。

AB級は、CD級よりもさらに複雑な話題に関する「讨论」です。

さらに「専門級」は、複雑で抽象的な論理性表現を用いた「讨论」となります。

3.结束(結び):1~2分程度
締めの会話です。今までの評価結果を確かめる目的もあります。


・・・さて、当日の模様に移ります。

あいさつの後、「请坐!」と言われ椅子に座りました。

「まず簡単に自己紹介してください。名前、仕事、趣味など。」

「名前は○△□×です。"○"は"○●"の"○"、"△"は・・・」

・・・と漢字を説明していき、最後の"×"の説明でオチをつけました。意図通り2人とも笑ってくれたので、つかみはOKだったようです。

AさんもBさんもネイティブの中国人でした。威圧的な感じは全くなく、受験者をリラックスさせるように努めているように思われました。

そのあとは、「何年に大学を卒業して会社に入り、こんな仕事をしています。趣味は・・・」という要領で自己紹介をしました。

次の段階では写真を見せられました。「森か公園のように見える場所で、小さな川が流れており、馬が4頭歩いている」という、なんとも説明しがたい写真です。人物であればいろいろと話を膨らませやすいのですが、森の中の馬では・・・。

1分眺めましたが、気のきいた表現は浮かんできません。

しょうがないので、上記の状況説明の他、「季節は秋だと思います」とか、「この写真はとてもきれいです」とか、苦しい説明をしました。(ちなみに、川の表現をするときに、「he2」でなく「chuan1」と言ってしまいました。後から気付きました。)

また次の写真が出てくるのかとおもったら、今度は普通の会話の流れになりました。
上記で説明したCD級の会話のようです。

「東京で仕事をしているの?それとも他の場所?」

「東京です。」

「故郷は?」

「○△県です。」←って言ってもわからんだろうな・・・。

「○△?」←やっぱり。

「○は・・・、△は・・・」←またこれ。

「农村ですか?」

「はいそうです。」←ほんとは違うけど、合わせた方がよかろう。
「周囲はたんぼで・・・」と言おうとして、「田地」が出てこず「田・・・、田・・・、」と苦悶していたら、「稻田?早稲田の「稻田」だよ。」と助け船を出してくれました。(いきなり早稲田という言葉が出てきたのに驚きました。中国で有名なのでしょうか。)

「農村の生活と都市の生活はどちらがよいですか?」←また答えにくい質問を…

「私にとって難しい質問ですが、今は都市の生活の方がよいと思っています。その理由は、一つ目には便利であること、二つ目には欲しい物がなんでも買えること、三つ目には遊ぶ場所がたくさんあること、です。」
いかにも流暢にしゃべっているように書いていますが、「a…a~」とか「uu~」とか「えーと」とかうんうんうなりながらの会話です。

「私たちは初めて東京に来ました。東京の交通gong1ju4について教えてください。」

「交通gong1ju4?」←公?据??

「对,交通gongju。」

・・・なんだかわかりませんでしたが、文脈からして交通の状況とか手段とかだろうと勝手に推測して答えました。

「地下鉄やバスや自動車を使います。朝夕の通勤時には道路が混むので、その場合には「都市の生活は不便」だと思います。」

前の会話と呼応していたので、笑ってくれました。帰ってから調べたのですが、「交通工具」で交通手段という意味があるんですね。

その後は会話内容がさらにレベルアップします。

「最近中国では車が増えてきています。車は便利ですが、その一方で環境汚染を引き起こします。汚染を少なくするにはどうしたらいいと思いますか?」

「堵车」が琴線を刺激したようです。日本語でも即答するにはちょっと考え込みそうな内容です。

「ひとりひとりが気をつけることだと思います。私は車を持っていません。また政府の政策も重要です。」←もうちょっと気の利いたことを言いたかった・・・。

「日本政府の政策は?」←しまった!!知らんがな、そんなの・・・。

「うー、うー、排…、
排出・・・、←あせりまくり。

「煤气?
←オー、なんていい勘してるんだ!

「对,对,排ガスの少ない車に・・・」←もうグダグダ。

この後、さらに問題がレベルアップし、聴き取れない個所もだんだん増えてきました。一部の聞き取れたフレーズをたよりに、「環境を保持するためには子供のころからの教育が重要です」とか「私は環境問題は重要だと考えています」とか、自分が使える範囲の語彙をどうにかこうにか駆使して乗り切りました。後半はもうほんとにグダグダでした。

結びでは、「時間が経つのは早いです(これは本当に感じた)。楽しんで受けられました、次回の試験を楽しみにしています。」 と、優等生の受け答えをして終了しました。

上にも書いていますが、実際には言葉に詰まったり、文法がめちゃくちゃだったりしたため、聞き返されるわ、フォローされるわで、会話としてはそれはそれはみっともないものでした

でも、中文老師以外の中国人とほとんど会話をしたことがない私にとって、相手が真剣に耳を傾けてくれて、こちらも必死に意図を伝えようとして、まがりなりにもそれなりに内容のある会話が成り立ったというのは得難い体験でした。

不格好な会話でしたが、自信がついたのです。

級なんてどうでもいいから、もう少し長く続けたい、と心の底から思いました。

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12 コメント

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大阪会場 (みかん)
2009-12-04 06:37:58
 いつもながら詳しいレポートをありがとうございます。試験情報をこちらに集めておいておいたほうが便利だとおもいますのでコメントさせていただきます。

 大阪会場(TKP大阪梅田ビジネスセンター)、集合時間は午前9時50分、試験時間は10時から11時でした。ビルの入り口で「C.TESTの試験会場は10階です」(自然な日本語で)とエレベーターへ案内してくださったのは、女性試験官の方ではなかったかと思うのです。
 受験者控え室、試験会場の部屋、主催者側控え室の三部屋を使用、試験官(男女各1名)、試験会場の部屋に録画のために1、2?名、日本事務局の職員の女性1名いらしたようでした。
 受験者は3名、女性のみ、それぞれ九州、四国、兵庫からです。欠席者1名だそうです。試験終了後のアンケート用紙のナンバーリングが0015から0017でしたので、今回会話試験受験者は東京、大阪あわせて17名だったと思われます。

 申し込みをしたものの受験するかどうか迷い、送られてきたアンケート用紙(中国語学習歴、職業、趣味について)を返送しないまま、結局、当日会場で係りの方に渡しました。
 録画するときかされて、いろいろな思いがよぎりましたが、わたされた“考试说明”を信じることにしました。ただ事前に知らされていたら受けたかどうかわかりません。

 試験時間はひとり15から20分でした。試験内容ですが、私の場合は女性が会話担当、男性が採点担当(ニコニコしてうなづいてくださったり、「あなたのいってることわかりますよ」といってくださっているようで、随分リラックスできました)でした。

名前をいったあと、すぐに中国語の学習歴を質問されました。

私が見たのは、絵本の挿絵のような絵でした。
「南の島で、椰子の木が3本生えている、海辺で若い男女が水着姿で身体を焼いている。気球が3機?飛んでいて、ウインドサーフィンをしている人もいる。」

話をしてといわれても、ただ見たままをたどたどしく答えるだけでした。
気球はどう数えるんだ?(ge といってしまってからおかしいと思ったが)
ウインドサーフィン? (chong lang というも声調が違っていた)
椰子の木?(yez ? でも声調がわからない、結局いわずじまい)

「あなたはこういう休暇をすごしたことがありますか?」
(いいえ、南の島にいったことはありません)
「では海辺で休暇を過ごしたことがありますか?」
(はい、わたしはどちらかというと山より海がすきです)
「では、あなたが海辺で過ごした休暇について話してください。どこへ行って、どんなことをしましたか。」

「あなたのお住まいの市の人口はどのくらい?」「おもな産業は?」
「どんなどころ?」「わたしたちが旅行するとしたら、どこを観光すればいいか、どんなお土産を買えばよいか?」

「どんな仕事をしているか?」

「中国人の友人はいますか?」

「これからも中国語の勉強をつづけてください。では今日の試験はここで終わります。」
(「結びのあいさつ」が全然できていませんでした。ただ”谢谢!”といって出てきてしまった)

 もうひとりの受験者の方によると、その方は sugi さんと同じく男性が会話担当、女性が採点担当で、絵の内容が「草原に白馬が3,4?頭いる」で、やはり話が環境問題に移っていった(強引にもっていかれた?)そうです。

 中国語以前に、何事も、普段から日本語で文章にして相手にどう伝えるかを考えておかなければいけないと感じました。級判定よりもどういう判定の仕方をするのか、どういうアドバイスがもらえるのかは気になります。いずれにしても“难得的机会”でした。

 次回のC.TESTの筆記試験と会話試験は2010年3月に実施するとのことでした。
Unknown (nhan)
2009-12-04 09:35:09
中国で日本語教えてます。
早稲田大学は妙に知名度がありますね。
東大京大につぐ大学だと思われているようです。
たぶん、初期の党幹部・知識人などをはじめおおくの中国人が早稲田を卒業しているという理由でしょう・・・。
卒業した大学はいい大学だっていうでしょうから。
会話試験 (youguizi)
2009-12-04 13:03:04
案内が来たときはどうしようかと迷っていたのですが、結局二の足を踏んでしまいました。レポートとても参考になります。
みかんさんのレスも併せて読ませていただきました。言いたいことを瞬時に伝えるのって難しいですよね。でもこちらのレベルに合わせて会話テストをやってもらえる機会なんてそうそうありませんよね。
受けてみようかな・・・
RE:大阪会場 (sugi)
2009-12-06 21:32:47
みかんさん

こちらこそ詳しいレポートありがとうございます。非常に興味深く読ませていただきました。
17人中2人のレポートということは、受験者の12%に当たるわけですね。情報の集中という意味ではすごい量(?)です。


・南の島に椰子の木というのもちょっと説明しにくいですね。ウィンドサーフィンとか椰子の木とか、私ならお手上げでした。馬でましな方だったのかも。

・レポートを拝見するに、やっぱり質問内容はある程度パターン化されているようですね。
自分の身の回りのことを説明できるようにしておくことが大事だと思いました。試験のためというより、コミュニケーションの基本のようなものですからね。


・疲労を防止するため、試験官は会話担当と採点担当が交代で実施するそうです。
東京と大阪で試験日がずれていたので、試験官はおそらく同じ人だと思います。
男性の方は学習教材の音声を聴いているような明瞭で美しい発音でした。

・アンケートのナンバリングは気づきませんでした。きっとご推察どおりだと思います。
受験票には受験番号がなかったですね。

・結果のフィードバックは、事務局の方に訊いたところ、取得級と1行程度のコメントのみだそうです。
「(発音・文法・語彙といった)要素ごとのレベルがわかるようにしてほしい」と伝えたところ、
すでに主催元にはその旨要望を伝えていて、現在検討中とのことです。


…みかんさんも精力的に試験を受けられているんですね。これからも是非コメントお願いします!
RE:Unknown (sugi)
2009-12-06 21:34:20
nhanさん

コメントありがとうございます。
なんとなくそのような事情ではないかとうすうす感じていましたが、やっぱりそうでしたか。

早稲田は以前からアジア圏との交流には力を入れていたので、中国との交流も深いんでしょうね。
RE:会話試験 (sugi)
2009-12-06 21:37:03
youguiziさん

試験は楽しかったですよ。たった10~15分というのがちょっと物足りない所でした。
キャンペーンやってるうちに、ぜひどうぞ!
2010年の日程もそろそろ公表されると思います。(C.TESTは年3回になったようですね。)

詳細なフィードバックがあるなら継続して受験したいところですが、取得級しか知らされないのであれば、1年に1回くらいかなー、と思いました。今回の結果はD級に近いE級だと予想しています。
よいテスト (Shira)
2009-12-11 17:18:23
こんにちは。

様子がよくわかる報告、ありがとうございました。

主催者の意気込みを感じますね。運用能力を測るのなら、このような試験が必要だと思います。
RE:よいテスト (sugi)
2009-12-13 18:17:31
Shiraさん

意気込みは感じられましたよ。事前・事後のアンケートといい、受験料のキャンペーンといい。
少し前からC.TESTが始まりましたが、主催者側もペーパーテストの限界を十分認識しているので、このような試験が誕生したのでしょう。

ただ、現状では結果のフィードバックが級だけというのが残念なところです。
C.TEST 会話試験 (Shira)
2010-06-21 08:50:04
sugiさん、受けてきましたよ~。

試験担当者は熟練のコミュニケーター(うまい日本語が思い当たりません)ですね。

すべての受験者に対してあれだけプロに徹した対応ができるのですから、大変な忍耐だと思います。

誰にでも受験を勧めたい試験ですね。
RE:C.TEST 会話試験 (sugi)
2010-06-21 23:30:13
Shiraさん

おー、お疲れ様でした!(…といっても楽しめたのでは?)

まったく同感です。
試験担当者の方は、「受験者が持っている会話能力を引き出してやろう」という姿勢が見えました。ある単語や表現がでてこなかったときに、それを察して言いたいことを言わせてやる、といったような。

C.TEST会話試験の認知度はまだまだ低いようなので、他の学習者の方にもぜひ知っておいてもらいたいなー、と思います。

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