
型の彫りの技術において……
神技ともいうべき腕の冴えを見る
――西山松之助(歴史家)
型紙は幾重にも重ねた和紙に微細な模様を彫ったもので、布に柄を染める道具である。和紙を柿渋に浸し、二〜五十枚を貼り合わせ、さらに室干しと呼ばれる方法で一週間ほど煙に燻す。こうしたベニヤ板状の厚紙に彫刻刀などで微細な線を彫りこみ、線を透過した染料が布に模様を染め付ける。
伊勢型紙と呼ばれるものを三重県鈴鹿市白子で見た。室町時代からの伝来で、この地が徳川御三家の領地になってから飛躍的な発展を遂げた。現在でも九十九%の型紙がここでつくられる。複雑で細やかな線の模様を見るにつけ、日本人の手わざのすごさを思い知らされる。
しかし職人たちの神技に近い腕の冴えに、ただ驚けばいいのではない。伝統工芸の復活だけを唱えればいいのでもない。すでに日本人の神業は先端技術で十分に生きている。超微細の加工技術、繊細な線や色彩で描き上げるアニメの画像など、枚挙に暇がないほど。わざを発揮する対象が、衣服の柄模様といった自然を超えた領域に向かっているだけのようにも思えてくる。
神技ともいうべき腕の冴えを見る
――西山松之助(歴史家)
型紙は幾重にも重ねた和紙に微細な模様を彫ったもので、布に柄を染める道具である。和紙を柿渋に浸し、二〜五十枚を貼り合わせ、さらに室干しと呼ばれる方法で一週間ほど煙に燻す。こうしたベニヤ板状の厚紙に彫刻刀などで微細な線を彫りこみ、線を透過した染料が布に模様を染め付ける。
伊勢型紙と呼ばれるものを三重県鈴鹿市白子で見た。室町時代からの伝来で、この地が徳川御三家の領地になってから飛躍的な発展を遂げた。現在でも九十九%の型紙がここでつくられる。複雑で細やかな線の模様を見るにつけ、日本人の手わざのすごさを思い知らされる。
しかし職人たちの神技に近い腕の冴えに、ただ驚けばいいのではない。伝統工芸の復活だけを唱えればいいのでもない。すでに日本人の神業は先端技術で十分に生きている。超微細の加工技術、繊細な線や色彩で描き上げるアニメの画像など、枚挙に暇がないほど。わざを発揮する対象が、衣服の柄模様といった自然を超えた領域に向かっているだけのようにも思えてくる。











技術といえば、戦争兵器への技術が、日本のハイテクに多く生かされてるんですよね。
フィリピンでは、まだ戦争が終わってなかった。 日本に戻って、また浦島太郎の生活をすることになるのでしょうかね。